「DiskSuite オブジェクトを作成するための前提条件」の前提条件と 「トランスメタデバイスを作成するための予備情報」の予備情報をチェックしてから、通常のシステム操作中にはマウント解除不可能な /usr などのファイルシステムのログを取るためにこの作業を使用します。詳細については、metainit(1M) のマニュアルページを参照してください。
# metainit -f d20 -t c0t3d0s6 c1t2d0s1 d20: Trans is setup (ファイルシステムがトランスメタデバイスを参照するよう、/etc/vfstab ファイルを編集する) # reboot |
スライス /dev/dsk/c0t3d0s6 には、/usr ファイルシステムが収められています。ロギングデバイスが収められるスライスは、/dev/dsk/c1t2d0s1 です。/usr はマウント解除できないため、-f オプションを付けて metainit コマンドを実行し、トランスデバイス d20 を作成します。次に、/etc/vfstab ファイル内でファイルシステムをマウントする行を変更して、トランスメタデバイスを参照するようにします。
たとえば、次の行は、
/dev/dsk/c0t3d0s6 /dev/rdsk/c0t3d0s6 /usr ufs 1 no - |
次のように変更してください。
/dev/md/dsk/d20 /dev/md/rdsk/d20 /usr ufs 1 no - |