ドライブがディスクセットに受け付けられるためには、次の条件が満足されなければなりません。
メタデバイス内で使用されていたり、状態データベースの複製を含んでいてはならない。
現在マウントされていたり、スワップされていたり、アプリケーションでの使用のために開かれていてはならない。
前提条件 (「DiskSuite オブジェクトを作成するための前提条件」) を満たし、予備情報 (「ディスクセットを作成するための予備情報」) を読んでいることを確認する。
ドライブをディスクセットに追加する。
# metaset -s <セット名> -a <ドライブ名>... |
このコマンドでは、
-s <セット名> |
metaset(1M) が作用するディスクセットの名前を指定します。 |
-a |
指定されたディスクセットにドライブを追加します。 |
<ドライブ名>... |
ディスクセットに追加するドライブを指定します。ドライブ名の形式は cxtxdx です。名前の最後に、「sx」スライス識別子は存在しません。これらは、ディスクセット内のすべてのホストで同じあることが必要です。 |
ディスクセットにドライブを追加する最初のホストが、ディスクセットの暗黙の所有者となります。
データのあるディスクを追加しないでください。これをディスクセットに追加すると、ディスクのパーティションが再分割され、すべてのデータが破壊されます。
metaset(1M) コマンドを使用して、ディスクセットとドライブの状態を確認する。
# metaset |
red# metaset -s relo-red -a c1t2d0 c1t3d0 c2t2d0 c2t3d0 c2t4d0 c2t5d0 red# metaset Set name = relo-red, Set number = 1 Host Owner red Yes blue Drive Dbase c1t2d0 Yes c1t3d0 Yes c2t2d0 Yes c2t3d0 Yes c2t4d0 Yes c2t5d0 Yes Set name = relo-blue, Set number = 2 Host Owner red blue |
この例では、ホスト名は red と blue であり、それぞれ専用のローカルディスクセットを保有します。共有された 2 つのディスクセットは、relo-red と relo-blue です。セット relo-red 内のディスクは、通常はホスト red によってアクセスされますが、red に障害が発生した場合、ホスト blue からもアクセスできます。この時点では、ディスクセット relo-blue には、まだディスクが追加されていません。