Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド

RAID5 メタデバイス内のスライスを有効にする方法 (コマンド行)

「DiskSuite オブジェクトを保守するための前提条件」の前提条件、「ミラーと RAID5 メタデバイスにおけるスライスの交換と有効化の概要」の概要、「ミラーと RAID5 メタデバイス内のスライスを交換および有効にするための予備情報」の予備情報をチェックしてから、 metareplace(1M) コマンドを使用して、RAID5 メタデバイス内のエラーの発生したスライスを有効にします。metareplace(1M) は、自動的に再同期を開始して、新しいスライスを RAID5 メタデバイス内の残りのスライスと同期させます。

例 - RAID5 メタデバイス内のスライスを有効化


# metareplace -e d20 c2t0d0s2

RAID5 メタデバイス d20 には、ソフトエラーの発生したスライス c2t0d0s2 があります。-e オプション付きの metareplace コマンドは、スライスを有効にします。


注 -

ディスクドライブに欠陥がある場合、「RAID5 スライスの交換方法 (コマンド行)」の説明に従って、そのディスクをシステム上で使用可能な他のディスク (およびそのスライス) と交換することができます。あるいは、ディスクを修復もしくは交換し、フォーマットし、-e オプション付きの metareplace を実行することができます。