「DiskSuite オブジェクトを保守するための前提条件」の前提条件と 「スライスとメタデバイスを拡張するための予備情報」の予備情報をチェックしてから、次の例に従って、マウントされたファイルシステムを含むスライスを拡張します。
# umount /docs # metainit d25 2 1 c0t1d0s2 1 c0t2d0s2 d25: Concat/Stripe is setup (ファイルシステムがメタデバイス d25 を参照するよう、/etc/vfstab ファイルを編集する) # mount /docs |
この例では、/dev/dsk/c0t1d0s2 (/docs にマウントされたファイルシステムを含む) と /dev/dsk/c0t2d0s2 という 2 つのスライスから、d25 という連結を作成します。ファイルシステムは、最初にマウント解除しなければなりません。
metainit(1M) コマンド内の最初のスライスは、ファイルシステムを含むスライスでなければなりません。そうでない場合、データを消去することになります。
次に、/etc/vfstab ファイル内のファイルシステムのエントリが、メタデバイスを参照するように変更 (または初めて入力) されます。たとえば、次の行は、
/dev/dsk/c0t1d0s2 /dev/rdsk/c0t1d0s2 /docs ufs 2 yes - |
次のように変更します。
/dev/md/dsk/d25 /dev/md/rdsk/d25 /docs ufs 2 yes - |
UFS の場合、メタデバイス上で growfs(1M) コマンドを実行します。「ファイルシステムの拡張方法 (コマンド行)」を参照してください。
raw メタデバイスを使用するデータベースなどのアプリケーションは、指定された方法でメタデバイスの認識や追加領域の拡張を行うことが必要です。