この例は、マウントされたファイルシステムをもつミラー d1 から始まり、d1 という名前のトランスデバイスにマウントされたファイルシステムで終わります。
# metastat d1 d1: Mirror Submirror 0: d20 State: Okay Submirror 1: d2 State: Okay ... # umount /fs2 # metainit d21 -t d1 d21: Trans is setup # metarename -f -x d21 d1 d21 and d1 have exchanged identities # metastat d1 d1: Trans State: Detached Size: 5600 blocks Master Device: d21 ... # metattach d1 d0 d1: logging device d0 is attached # mount /fs2 |
metastat コマンドは、ミラー d1 が「Okay (正常)」状態であることを確認します。metainit コマンドを使用して、マスターとして d1 をもつトランスデバイス d21 を作成する前に、ファイルシステムをマウント解除しなければなりません。metarename -f -x コマンドは、d21 と d1 を強制的に切り替えます。d1 は現在トップレベルのトランスメタデバイスであり、そのことは metastat コマンドによって確認されます。ロギングデバイス d0 は、metattach コマンドによって接続されます。それから /fs2 を再マウントします。なお、/fs2 用のマウントデバイスは変化していないため (まだ d1 です)、/etc/vfstab ファイルを編集する必要はありません。