Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド

代替ブートデバイスへのパスを記録する方法 (コマンド行)

ルート (/) をミラー化するとき、後で一次デバイスが障害を受けた場合に、代替ブートデバイスへのパスが必要になることがあります。

例 - SPARC: 代替ブートデバイスパスの記録

この例では、ルート (/) ミラーに 2 番目のサブミラーとして接続されているスライス上で ls -l コマンドを使用することによって、代替ブートデバイスへのパスを調べます。


# ls -l /dev/rdsk/c1t3d0s0
lrwxrwxrwx 1  root root  55 Mar 5 12:54  /dev/rdsk/c1t3d0s0 -> ../.
./devices/sbus@1,f8000000/esp@1,200000/sd@3,0:a

ここでは、/devices ディレクトリに続く文字列を記録します。 /sbus@1,f8000000/esp@1,200000/sd@3,0:a

一部の新しい Sun ハードウェアでは、/devices ディレクトリ名を sd@ から disk@ に変更する必要があります。

OpenBoot PROM 付きのシステムを使用している DiskSuite ユーザーは、OpenBoot の nvalias コマンドを使用して、二次ルートミラー用の「バックアップルート」デバイス別名を定義できます。たとえば、


ok  nvalias backup_root /sbus@1,f8000000/esp@1,200000/sd@3,0:a

一次ルートディスクに障害が発生した場合、次のように入力します。


ok  boot backup_root

例 - x86: 代替ブートデバイスパスの記録

この例では、ルート (/) ミラーに 2 番目のサブミラーとして接続されているスライス上で ls -l コマンドを使用することによって、代替ブートデバイスへのパスを調べます。


# ls -l /dev/rdsk/c1t0d0s0
lrwxrwxrwx 1  root root  55 Mar 5 12:54  /dev/rdsk/c1t0d0s0 -> ../.
./devices/eisa/eha@1000,0/cmdk@1,0:a

ここでは、/devices ディレクトリに続く文字列を記録します。 /eisa/eha@1000,0/cmdk@1,0:a