Solstice DiskSuite 4.2.1 リファレンス

「RAID 情報」ウィンドウ

図 4-17 に示す「RAID 情報」ウィンドウを表示するには、3 とおりの方法があります。

図 4-17 「RAID 情報」ウィンドウ

Graphic

RAID5 メタデバイスを確定するまでは、変更内容は有効になりません。

表 4-12 に、「RAID 情報」ウィンドウの機能を示します。

表 4-12 「RAID 情報」ウィンドウの機能

フィールド 

機能 

デバイス名 

RAID5 メタデバイスのメタデバイス名。デバイスがキャンバスに表示されていない状態では、新しい名前を入力して「接続」ボタンをクリックすれば、メタデバイス名を変更できます。 

状態 

RAID5 メタデバイスの状態の説明。 

サイズ 

使用可能なディスク領域。パリティ用の領域は含まれません。 

使用状況 

RAID5 メタデバイスの現在の使用状況 (ファイルシステムや swap など) 。RAID5 メタデバイスがトランスログとして使用されている場合は、「使用状況」フィールドの右側に「トランスを表示」ボタンが表示されます。 

ホットスペア集合 

RAID5 メタデバイスにホットスペア集合を割り当てます。以下の機能があります。 

接続 / 切断 - 指定されたホットスペア集合を RAID5 メタデバイスに接続したり、RAID5 メタデバイスから切断します。

情報 - 指定されたホットスペア集合の「ホットスペア集合情報」ウィンドウを表示します。

飛び越し値の設定領域 

デフォルトの飛び越し値は 16 K バイト。飛び越し値を変更するには、「カスタマイズ」ボタンをクリックしてから、フィールドに値を入力します。フィールドの右側にあるメニューボタンを使用すると、飛び越し値の単位を指定することができます。指定できる単位は、「G バイト」、「M バイト」、「K バイト」、「セクター」の 4 種類あります。デフォルトは「K バイト」。「カスタマイズ」フィールドに値を入力したら、「接続」ボタンをクリックして、新しい飛び越し値を RAID5 メタデバイスに適用します。RAID5 メタデバイスが確定した後は、飛び越し値を変更することはできません。

スライス操作領域

この領域には、以下の要素があります。 

スライス表示 - ウィンドウの下部にあるスクロールリストの表示と非表示を切り替えます。

スクロールリスト - RAID5 メタデバイスに含まれるスライスを表示します。表示される情報は、スライスの名前、サイズ、スライス上の状態データベースの複製の数、および状態です。

有効 - 選択されているスライスが無効であれば有効にします。

除去 - 選択されているスライスを除去します。

スライス - RAID5 メタデバイスに追加する新しいスライス、または選択されているスライスを交換するための新しいスライスを指定します。

接続 - 「スライス」フィールドで指定されているスライスを RAID5 メタデバイスに接続します。このボタンは、「スライス」フィールドに名前が入力されている状態でのみ有効になります。

交換 - 選択されているスライスを、「スライス」フィールドで指定されているスライスと交換します。このボタンは、「スライス」フィールドに名前が入力されていて、スクロールリストでスライスが選択されている状態でのみ有効になります。

情報 - 選択 (強調表示) されているスライスの「スライス情報」ウィンドウを表示します。