システムに取り付けられている正常なボードを使用不可に設定しておき、将来の使用に備えたスペアとして残すことができます。
ボードを使用不可にする方法は 2 つあります。1 つは EEPROM コマンドを使用する方法、もう 1 つは cfgadm コマンドを使用する方法です。
EEPROM コマンドを使用する場合は、以下のようにします。
# eeprom disabled-board-list=sysctrl0:slot番号
sysctrl0 の l は英小文字のエル、0 は数字のゼロです。
cfgadm コマンドを使用する場合は、以下のようにします。
# cfgadm -c disconnect -o disable-at-boot sysctrl0:slot番号
sysctrl0 の l は英小文字のエル、0 は数字のゼロです。
使用不可になっているボードは単体であれば、その場で直ちに使用可能にすることも、次回起動時から使用可能になるように設定することもできます。
1 つのボードを次回起動時から使用可能にする場合は、cfgadm コマンドで enable オプション (-o enable-at-boot) を使用します。
# cfgadm -o enable-at-boot -c connect sysctrl0:slot番号
sysctrl0 の l は英小文字のエル、0 は数字のゼロです。
すべてのボードを次回起動時から使用可能になるようにも設定できます。
システムプロンプトから設定する場合は、eeprom コマンドで disabled-board-list 変数の設定を解除して、使用不可ボードリストからすべてのボードを削除します。
# eeprom disabled-board-list=