Sun Enterprise 6x00、5x00、4x00、3x00 システム Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル

スペアボードの準備

システムに取り付けられている正常なボードを使用不可に設定しておき、将来の使用に備えたスペアとして残すことができます。

ボードを使用不可にする

ボードを使用不可にする方法は 2 つあります。1 つは EEPROM コマンドを使用する方法、もう 1 つは cfgadm コマンドを使用する方法です。

スペアボードを使用可能にする

1 つのボードを使用可能にする

使用不可になっているボードは単体であれば、その場で直ちに使用可能にすることも、次回起動時から使用可能になるように設定することもできます。

  1. 1 つのボードを直ちに使用可能にする場合は、cfgadm コマンドで force フラグ (-f) を使用します。


    # cfgadm -f -c connect sysctrl0:slot番号
    

  1. 1 つのボードを次回起動時から使用可能にする場合は、cfgadm コマンドで enable オプション (-o enable-at-boot) を使用します。


    # cfgadm -o enable-at-boot -c connect sysctrl0:slot番号
    


    ヒント -

    sysctrl0 の l は英小文字のエル、0 は数字のゼロです。


複数のボードを使用可能にする

すべてのボードを次回起動時から使用可能になるようにも設定できます。

  1. システムプロンプトから設定する場合は、eeprom コマンドで disabled-board-list 変数の設定を解除して、使用不可ボードリストからすべてのボードを削除します。


    # eeprom disabled-board-list=
    

  1. OpenBoot プロンプトから設定する場合は、次の OBP コマンドを使用して、使用不可ボードリストからすべてのボードを削除します。


    OK set-default disabled-board-list