システムに周辺機器を追加するときに行う必要がある一般的な手順を以下に示します。それぞれの周辺機器の固有の手順については、このマニュアルのそれぞれの章を参照してください。
周辺機器のアドレスを設定して、接続する (機器に依存)
ソフトウェアユーティリティーを使用して周辺機器を使用できる状態にする (機器に依存)
uname -rs コマンドを使用して、オペレーティングシステムのバージョンを確認します。
# uname -rs SunOS 5.x
SunOS のバージョンが表示されます。このマニュアルが対象としている Solaris 環境には、SunOS オペレーティング環境の他にコンパイラなどのその他のソフトウェアも含まれます。
Solaris の リリースに対応する SunOS のリリースを、表 1-1に示します。
表 1-1 SunOS のリリースと対応する Solaris のリリース
SunOS |
対応する Solaris システム環境 |
---|---|
SunOS 5.0 |
Solaris 2.0 |
SunOS 5.1 |
Solaris 2.1 |
SunOS 5.2 |
Solaris 2.2 |
SunOS 5.3 |
Solaris 2.3 |
SunOS 5.4 |
Solaris 2.4 |
SunOS 5.5 |
Solaris 2.5 |
SunOS 5.5.1 |
Solaris 2.5.1 |
SunOS 5.6 |
Solaris 2.6 |
SunOS 5.7 |
Solaris 7 |
SunOS 5.8 |
Solaris 8 |
Solaris 2.x または Solaris 7、Solaris 8 以外の環境には、このマニュアルで説明するコマンドと作業は適用されません。
SunOS 4.x を使用している場合は、『Solaris 1.x (SunOS 4.x) Handbook for SMCC Peripherals』を参照してください。
# touch /reconfigure
touch /reconfigure コマンドは、boot -r コマンドと同じ働きをします。このコマンドは、新たに取り付けられたすべての周辺機器をシステムの再起動後にオペレーティングシステムが認識できるようにします。
必要に応じてデバイスドライバを追加します。
新しいデバイスドライバが必要な場合は、pkgadd コマンドまたはソフトウェア管理ツール (swmtool) を使用して、デバイスドライバを追加してください。
この作業は必須ではありません。ほとんどのデバイスドライバはすでにオペレーティング環境に含まれています。一般的に、デバイスドライバが必要な場合は、その新しい周辺機器に、必要なソフトウェアを収録した CD-ROM とデバイスドライバの追加方法に関する説明書が付属しています。CD-ROM や説明書がない場合、通常はデバイスドライバを新たにインストールする必要はありません。このため、この手順は省略することができます。
デバイスドライバの追加につい1ては、『Solaris のシステム管理』および『Solaris のインストール (上級編)』を参照してください。