SunVTS 4.0 ユーザーマニュアル

Set Options ボタン

Set Options ウィンドウから、詳細な SunVTS カーネルオプションやテストオプション (Thresholds、Notify、Schedule、Test Execution、Advanced) を設定することができます。SunVTS で利用することができるオプションの概要については、図 4-29 を参照してください。

Set Options ボタンを使用する
  1. Set Options ボタンをクリックして、SunVTS Options ウィンドウを表示します。

  2. オプションを選択して変更し、Apply ボタンをクリックします。登録可能なオプションの一覧と説明については、図 4-29表 4-7 を参照してください。

    図 4-29 OPEN LOOK Options ウィンドウ

    Graphic

    表 4-7 OPEN LOOK 詳細オプション

    詳細オプション 

    システムオプション 

    説明 

    Thresholds 

    Max System Passes 

    SunVTS 全体での最大テスト実行回数 (パス数) を指定します。ここで指定された回数テストが実行されると、すべてのテストが停止します。0 を指定すると、Stop ボタンがクリックされないかぎり、テストが停止することはありません。 

    Max System Errors 

    SunVTS 全体での許容システムエラー回数を指定します。ここで指定された回数のシステムエラーが発生すると、すべてのテストが停止します。0 を指定すると、何回エラーが発生しても、テストが停止することはありません。 

    Max System Time 

     SunVTS 全体での最大テスト実行時間を指定します (単位: 分)。0 を指定すると、Stop ボタンがクリックされないかぎり、テストが停止することはありません。

    Notify 

    Send Email 

    テストの実行者宛てに電子メールで状態メッセージを送信するかどうかを指定します。送信する場合は、その時期を選択します。メニューには以下のオプションがあります。 

    • Disabled (メールを送信しない)

    • Now (ただちにメールを送信する)

    • On Error (エラーが発生したときにメールを送信する)

    • Periodically (Log Period オプションで設定した時間間隔でメールを送信する)

    • On Error & Periodically (エラーが発生したとき、および定期的にメールを送信する)

    Email Address 

    テスト状態メッセージの送信先となる電子メールアドレス (デフォルトでは root) を指定します。

    Log Period 

    テスト状態に関する電子メールを送る時間間隔を分単位で設定します。 

    Schedule 

    Auto Start 

    Start ボタンを使用しなくても、SunVTS テストセッションを開始することができます。以下の手順で使用します。 

    1. Auto Start を有効にします。 

    2. オプションファイルにシステムオプションとテストオプションを保存します (「Option Files ボタン」を参照)。

    3. オプションファイルを指定して、コマンド行から SunVTS を起動します。 メインウィンドウが表示された後に、テストが開始されます。 

    Single Pass 

    選択状態の各テストを 1 回だけ実行します。 

    System Concurrency 

    テストするマシンで同時に実行する最大テストインスタンス数を設定します。 

    Group Concurrency 

    同じテストグループ内で同時に実行するテスト数を設定します。 

    Test Execution 

    Stress 

    負荷の大きさは選択するテストインスタンス数で調整することができます。 

    Verbose 

    SunVTS コンソールウィンドウに詳細メッセージを表示します。 

    Core File 

    コアファイルを作成します (SunVTS の bin ディレクトリが書き込み可能な場合)。コアファイルは core.<テスト名>.xxxxxx であり、<テスト名> はコアダンプしたテスト名、xxxxxx は、一意のファイル名にするためにシステムによって生成される文字列です。Core File が無効な場合は、エラーの原因となったシグナルを示すメッセージが表示、記録されます (「Log Files ボタン」を参照)。

    Run On Error 

    Max Error 数に達するまでテストを継続します。 

    Max Passes 

    1 つのテストに対する最大実行回数 (パス名) を指定します。 

    Max Errors 

    1 つのテストに対する許容エラー回数を指定します。ここで指定された回数のエラーが発生すると、テストが停止します。0 を指定すると、エラーが発生しても、テストが停止することはありません。 

    Max Time 

    1 つのテストに対する最大実行時間を指定します (単位: 分)。0 を指定すると、制限時間なしになります。 

    Number of Instances 

    スケーラブルテストに対するインスタンス数を指定します。 

    Processor Affinity 

    マルチプロセッサシステムでだけ使用することができます。テストの実行に使用するプロセッサを指定することができます。プロセッサの選択は番号をクリックすることによって行います。特定のプロセッサが指定されなかった場合は、オペレーティングシステムによって、すべてのプロセッサにランダムにテストが分散されます。 

    注 - ランダムテストの場合は、すべてのプロセッサがテストされたかどうかを確認する手段はありません。 

    Advanced 

    System Override 

    グループオプションとテストオプションを無効にして、Set Option ウィンドウのオプションを有効にします。テストグループオプションメニューとテストオプションメニューのすべてのオプションが設定されます。 

    注 - オプションを保存するには、Option File ウィンドウを使用します(「Option Files ボタン」を参照)。

    Group Override 

    テストグループのテストオプションを無効にして、このウィンドウに表示されているグループオプションを有効にします。 

    Group Lock 

    このウィンドウのシステムレベルのオプションによって、特定のグループオプションが変更されないように保護します (System Override は、このオプションよりも優先します)。 

    Test Lock 

    このウィンドウのグループまたはシステムレベルのオプションによって、特定のテストオプションが変更されないように保護します。(System Override と Group Override は、このオプションより優先します。)