Solaris 8 ご使用にあたって (SPARC 版)

インストール全般に関する注意事項とバグ情報

Solaris 8 のインストール全般に関する注意事項とバグ情報を説明します。

スワップ不足によって Solaris Web Start 2.x インストールが失敗する (バグ ID: 4166394)

同梱されている CD を、その CD に含まれている Solaris Web Start 2.x (installer) を使用して日本語ロケール (日本語表示) でインストールしているときに、スワップ容量の不足のためインストールが失敗することがあります。この場合、コンソールにエラーメッセージが表示されますが、エラーメッセージは次のように文字化けしています。


RunCmd Error:java.io.IOException: ???????????????????? 

回避方法 : 同梱されている CD に含まれている Solaris Web Start 2.x は、実行時におよそ 50M バイトのメモリーを消費します。Solaris Web Start 2.x を使用してインストールする場合は、swap -s コマンドなどで空きスワップ容量を確認し、不足している場合は、メモリーの消費量が多いアプリケーションを終了するか、スワップファイルを作成してスワップ領域を追加してください。詳細は、swap(1M) のマニュアルページを参照してください。

[日本語環境のみ] デフォルトロケールに関係なくインストールログが EUC テキストファイルで生成される

選択したデフォルトロケールに関係なく、install_logupgrade_log などの Solaris のインストールログファイルは、EUC (ja ロケール) テキストとして生成されます。

回避方法 : コードコンバータで変換して参照するか、テキストエディタなどの GUI ツールを ja ロケールで起動して参照してください。

[日本語環境のみ] Solaris 8 でサポートされる日本語入力システム

Solaris 8 では、日本語入力システムとして、ATOK12、Wnn6、ATOK8、cs00 を利用できます。これらは LANGUAGES CD (cs00 の一部は SOFTWARE CD) に含まれており、「エンドユーザーシステムサポート」以上のソフトウェアグループでデフォルトでインストールされます。

ただし、複数言語入力環境で利用できる日本語入力システムは、ATOK12 または cs00 です。Wnn6 および ATOK8 は、複数言語入力環境では利用できません。

[日本語環境のみ] 日本語キーボード入力

日本語タイプ 5 キーボードは OpenBoot PROM のバージョンによっては、モニターレベルでタイプ 4 キーボードとして動作します。そのため、モニターレベルでは、キーボード上の印字と実際の入力が一部異なります。次の表を参照してください。その他の注意事項は、U.S. タイプ 5 キーボードと同じです。『Sun タイプ 5 キーボードプロダクトノート』を参照してください。

表 3-1 日本語キーボード上の印字と実際の入力文字
 日本語タイプ 5 キーボード上の印字 実際の入力文字
 " @
 & ^
 ' &
 ( *
 ) (
 Shift-0 )
 = _
 ‾ +
 ^ =
 ¥ ¥
 @ [
 ` {
 [ ]
 { }
 + :
 : '
 * "
 ] `
 } ‾
 _ LF
 ¥ LF