Solaris Web Start 3.0 が、システム上の Solaris fdisk パーティションを認識できない場合は、ルートディスク上に Solaris fdisk パーティションを作成する必要があります。
既存の fdisk パーティションのサイズを変更すると、そのパーティション上のすべてのデータが自動的に削除されます。データのバックアップをとってから、Solaris fdisk パーティションを作成してください。
Solaris Web Start でインストールを行うには、2 つの fdisk パーティションが必要です。
Solaris fdisk パーティション
通常の Solaris fdisk パーティションです。
x86 ブート fdisk パーティション
10 M バイトの fdisk パーティションです。これによって Intel アーキテクチャは、Solaris fdisk パーティション上に新しく作成されるスワップスライス上に置かれるミニルートを、ブートできるようになります。
Solaris Web Start 3.0 は、以前の Solaris リリースのシステムには作成されていない x86 ブートパーティションを作成します。この x86 ブートパーティションは、既存の fdisk パーティションのうちの 10 M バイトを利用して自動的に作成されるので、既存の fdisk パーティションは変更しないでください。
また、x86 ブートパーティションを手動で作成することは許されていないので、Solaris 2.5.1、Solaris 2.6、Solaris 7 オーペレーティング環境は x86 ブートパーティションを持つことができません。そのため、これらのオペレーティング環境のシステムを、Solaris 8 INSTALLATION (Multilingual) CD を使用して Solaris 8 にアップグレードしようとしても、Solaris Web Start 3.0 によってアップグレード可能なシステムとして認識されないため、アップグレードすることができません。詳細は、「アップグレードに関する注意事項とバグ情報」を参照してください。