上記のマニュアルには、次に示すような内容の情報が記述されています。
Adaptec の Ultra デバイスは、cadp ドライバによってサポートされています。
Adaptec の Ultra デバイスは、PCI ホットプラグ機能をサポートしています。
この情報には一部誤りがあります。以下に訂正・補足情報を示しますす。
次に示す Adaptec の Ultra SCSI デバイスは、(cadp ドライバではなく) adp ドライバによってサポートされています。
AHA-2940AU
AHA-2940U
AHA-2940U Dual
AHA-2940UW
AHA-2940UW Dual
AHA-2944UW
AHA-3940AU
AHA-3940AUW
AHA-3940AUWD
AHA-3940U
AHA-3940UW
これらの Ultra SCSI デバイスは、PCI ホットプラグ機能をサポートしていません。ただし、cadp ドライバによってサポートされている Ultra 2 SCSI デバイスは、PCI ホットプラグをサポートしています。
「Adaptec AHA-2940AU, 2940U, 2940U Dual, 2940UW, 2940UW Dual, 2940U2, 2940U2B, 2940U2W, 2944UW, 2950U2B, 3940AU, 3940AUW, 3940AUWD, 3940U, 3940UW, 3944AUWD, 3950U2B ホストバスアダプタ」の「構成前の注意事項」において、上から 9 個目および 10 個目に記述されている情報は、次に示す内容に読み変えてください。
SCSI を使用する場合、wide デバイスを narrow デバイスに接続する構成は避けてください。このような構成で使用する場合は、cadp.conf ファイルに次に示すエントリを追加してください。
target<n>-scsi-options=0x1df8 |
<n> には、narrow バスに接続された wide デバイスのターゲット ID を指定してください。このエントリによって、指定したターゲットに対する wide ネゴシエーションが無効になります。また、バスの上位 8 ビットが、SCSI チェーンの両端において正しく終了していることを確認してください。
Intel 440BX/440GX マザーボードが搭載されているシステムで、インストール時に問題が発生した場合は、マザーボードの BIOS を最新のものにアップグレードしてください。
「モバイル IP の管理」および「モバイル IP の配置」中の、モバイル IP 構成ファイルの Address セクションについての説明に、Default-Node というパラメタがあると記述されていますが、このパラメタ名は誤りです。正しくは Node-Default です。
sdtgwm(1) のマニュアルページに記述されている -w オプションは、Solaris 8 6/00 オペレーティング環境ではサポートされていません。
「ネットワーク上で Solaris ソフトウェアをインストールする準備」の「ブートサーバーをサブネット上で作成する方法」において、Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD と Solaris 8 LANGUAGES CD を使用するように記述されていますが、これは誤りです。これらの CD を使用すると、次のエラーメッセージが表示されます。
An existing install server cannot be found at /image_name. This tool can only add packages to an install server that already exists. |
「ブートサーバーをサブネット上で作成する方法」に記述されている手順を実行するときには、手順 6 から手順 15 を飛ばしてください。
「Solaris 8 CD の構成」の「Solaris 8 DOCUMENTATION ASIAN CD の構成」および「Solaris 8 DOCUMENTATION EUROPEAN CD の構成」において、Solaris 8 DOCUMENTATION ASIAN CD と Solaris 8 DOCUMENTATION EUROPEAN CD の構成図が正しく表示されていません。
http://docs.sun.com では正しく表示されています。
Solaris 8 から Solaris 8 6/00 で変更されたリムーバブルメディア (取り外し可能な媒体) の管理機能について、上記のマニュアルで十分に説明されていません。
以下に、Solaris 8 6/00 で変更されたリムーバブルメディア機能について説明します。
Solaris 8 6/00 では、ボリュームマネージャ (vold) がすべてのリムーバブルメディアデバイスをアクティブに管理します。このため、/dev/rdsk/cntndnsn または /dev/dsk/cntndnsn のようなデバイス名でリムーバブルメディアにアクセスしようとしても失敗します。
ボリュームマネージャ (vold) が動作している場合は、CDE のリムーバブルメディア・マネージャ、またはボリュームマネージャで /cdrom0、 /floppy、 /rmdisk、 /jaz0、 /zip0 のようなパス名を使用してのみ、リムーバブルメディアデバイスにアクセスすることができます。
また次の例のように、/vol/dev ディレクトリ中のエントリを使用して、リムーバブルメディアにアクセスすることができます。
フロッピーディスクの場合:/vol/dev/rdiskette0/volume-name
CD-ROM または取り外し可能なハードディスクの場合:/vol/dev/rdsk/cntndn/volume-name
1 つのリムーバブルメディアデバイスに 1 つのリムーバブルメディアが含まれている場合、その別名は /vol/dev ディレクトリ中のパスへのシンボリックリンクとして /vol/dev/aliases ディレクトリに示されます。たとえば、フロッピーディスクドライブ 0 に test というラベルのフロッピーディスク、CD-ROM ドライブ /dev/rdsk/c2t1d0 に test というラベルの CD が入っている場合は、次のようになります。
$ ls -l /vol/dev/aliases lrwxrwxrwx 1 root root 30 May 11 12:58 cdrom0 -> /vol/dev/rdsk/c2t1d0/test lrwxrwxrwx 1 root root 30 May 11 12:58 floppy0 -> /vol/dev/rdiskette0/test |
使用するデバイス名がわからない場合は、eject -n コマンドを実行してすべてのリムーバブルメディアデバイスのデバイス名を表示してください。たとえば、fsck、 mkfs、 newfs コマンドでは、eject -n の出力の右側に示されたデバイス名を使用します。
Solaris 8 6/00 オペレーティング環境を、初期インストール (新規インストール) またはアップグレードインストールのどちらでインストールしたかによって、Jaz ドライブまたは Zip ドライブへのアクセス方法が異なります。
Solaris 8 6/00 をアップグレードインストールした場合は、Solaris 8 6/00 より前のリリースと同じ方法で Jaz ドライブおよび Zip ドライブにアクセスできます。
Solaris 8 6/00 を初期インストールした場合は、Solaris 8 6/00 より前のリリースと同じ方法では Jaz ドライブおよび Zip ドライブにアクセスできません。
Solaris 8 6/00 より前のリリースと同じ方法で Jaz ドライブおよび Zip ドライブにアクセスできるようにするには、次の手順を実行してください。
スーパーユーザーになります。
/etc/vold.conf ファイル中の下記の行の先頭に # 記号を挿入して、この行をコメントアウトします。
#use rmdisk drive /dev/rdsk/c*s2 dev_rmdisk.so rmdisk%d |
システムをリブートします。
# init 6 |
セクション 3x の日本語マニュアルページを表示しようとしてセクション指定オプションなしで man コマンドを実行すると、以下の例に示すように、マニュアルページが表示されません。
例: jconv(3x) の場合
# man jconv マニュアルには jconv のエントリがありません。 |
回避方法: セクション 3x のマニュアルページを表示する場合は、man コマンドの実行時に、-s オプションを使用してセクション名 3x を指定してください。
例: jconv(3x) の場合
% man -s 3x jconv マニュアルを清書中です。しばらくお待ちください... ディレクトリ名は 3curses に変わりました 終了 その他ライブラリ関数 jconv(3X) 【名前】 jconv, tojupper, tojlower, tojhira, tojkata, atojis, jistoa, toujis, kutentojis - ワイド文字の変換 【形式】 #include int tojupper(int c, ...); . . . <<以降省略>> |
この回避方法が必要なマニュアルページは、次のとおりです。
libjapanese に関するマニュアルページ
sman3x: | ||
atojis.3x | isjpunct.3x | tojupper.3x |
ceuctoibmj.3x | isjrussian.3x | toujis.3x |
cibmjtoeuc.3x | isjsci.3x | ujtojis.3x |
cjistosj.3x | isjspace.3x | ujtojis7.3x |
cjistouj.3x | isjspecial.3x | ujtojis8.3x |
csjtojis.3x | isjunit.3x | ujtosj.3x |
csjtouj.3x | isjupper.3x | wstrcat.3x |
cujtojis.3x | jconv.3x | wstrchr.3x |
cujtosj.3x | jctype.3x | wstrcmp.3x |
euctoibmj.3x | jis7tosj.3x | wstrcpy.3x |
ibmjcode.3x | jis7touj.3x | wstrcspn.3x |
ibmjtoeuc.3x | jis8tosj.3x | wstrdup.3x |
isj1bytekana.3x | jis8touj.3x | wstring.3x |
isjalpha.3x | jisconv.3x | wstrlen.3x |
isjdigit.3x | jistoa.3x | wstrncat.3x |
isjgen.3x | jistosj.3x | wstrncmp.3x |
isjgreek.3x | jistouj.3x | wstrncpy.3x |
isjhankana.3x | kutentojis.3x | wstrpbrk.3x |
isjhira.3x | sjtojis.3x | wstrrchr.3x |
isjis.3x | sjtojis7.3x | wstrspn.3x |
isjkanji.3x | sjtojis8.3x | wstrtod.3x |
isjkata.3x | sjtouj.3x | wstrtok.3x |
isjline.3x | tojhira.3x | wstrtol.3x |
isjlower.3x | tojkata.3x | |
isjparen.3x | tojlower.3x |
仮名漢字入力変換マネージャライブラリに関するマニュアルページ
man3x | |||
cm.3x | cm_close.3x | cm_open.3x | cm_put.3x |
なお、この例で man コマンド実行時に表示される "ディレクトリ名は 3curses に変わりました" というメッセージは、上記のマニュアルページには該当しないので無視してください。
eucJP(5) のマニュアルページの「注意事項」に記述されている情報に誤りがあります。
(誤)
【注意事項】 日本語 EUC で次の範は特別な意味を持ちます。 ------------------------------------------------------------------------ 日本語 EUC 文字集合の区域 意味 . <<省略>> . SS3 0xf5a1 - 0xfefe ユーザー定義文字 1 区 - 10 区 . <<省略>> . 0xf5a1 - 0xfefe ユーザー定義文字 11 区 - 20 区 ------------------------------------------------------------------------ |
回避方法: 正しい情報は次のとおりです。
(正)
【注意事項】 日本語 EUC で次の範は特別な意味を持ちます。 ------------------------------------------------------------------------ 日本語 EUC 文字集合の区域 意味 . <<省略>> . SS3 0xf5a1 - 0xfefe ユーザー定義文字 11 区 - 20 区 . <<省略>> . 0xf5a1 - 0xfefe ユーザー定義文字 1 区 - 10 区 ------------------------------------------------------------------------ |
なお、AnswerBook2 には、正しい情報が記載されています。「Solaris 8 Reference Manual Collection - Japanese」->「JFP リファレンスマニュアル (5) 標準、環境、マクロ」の eucJP(5) をご覧ください。
/usr/openwin/bin/contrast は提供されなくなったのに、その日本語マニュアルページが提供されています。
回避方法:contrast の日本語マニュアルページは無視してください。
日本語ロケール環境で dtpower のマニュアルページを参照する場合、マニュアルページの検索パス (環境変数 MANPATH) の順番で /usr/dt/share/man が /usr/openwin/share/man より先になっていると、英語のマニュアルページが表示されてしまいます。
回避方法:dtpower の日本語マニュアルページを参照するには、MANPATH 環境変数で /usr/openwin/share/man を /usr/dt/share/man より先に指定して下さい。または、以下の方法でも dtpower の日本語マニュアルページを参照できます。
% man -M /usr/openwin/man dtpower |