Sun フレームバッファー使用の手引き

Expert3D カードをデフォルトのコンソールとして定義する

複数モニターのシステムでは、いずれかのモニターをデフォルトのコンソールとして指定できます。以下では、Expert3D カードをデフォルトのコンソールディスプレイとして設定する方法を示します。

  1. OpenBoot のプロンプトで、以下のように入力します。


    ok show_displays
    

    以下の例のように、使用できるフレームバッファーが表示されます。


    a) /PCI@@l1, 2000/SUNW,Expert3D@1
    b) /PCI@@l5, 2000/SUNW,afb@1
    q) NO SELECTION

  2. コンソールとして使いたいデバイスのオプションを選択します。

    たとえば、上の例で Expert3D デバイスをコンソールとして指定する場合は、a を選択します。

  3. 選択したデバイスをコンソールデバイスとして設定します。

    OpenBoot プロンプトで、以下のように入力します。


    ok setenv output-device <Control-Y> <ENTER>
    ok reset
    

Expert3D システム用のコマンドをエイリアスとして登録しておくと、今後の OpenBoot コマンドを簡略化できます。show-displays コマンドで Expert3D デバイスをメニューから選択した後に、以下のように入力します。


ok nvalias screen1 <Control-Y>
ok nvstore

次に以下のように入力し、エイリアスが正しく設定されたことを確認します。


ok devaliases

以上の操作が終わると、Expert3D デバイスを screen1 として参照できるようになります。


ok setenv output-device screen1