Sun フレームバッファー使用の手引き

共通デスクトップ環境 (CDE)

CDE をインストール済みの環境であれば、/usr/dt/config/Xservers ファイルの修正により、CDE を PGX32 ディスプレイ上に表示できます。ZX カードがコンソールデバイスである場合は、Xservers ファイルを変更する必要はありません。

以下の例の Xservers.gfx ファイルでは ZX カードを、CDE を起動する唯一のフレームバッファーに設定しています。


:0 Local Local_uid@console root /usr/openwin/bin/Xsun ¥
:0 -dev /dev/fbs/gfxp0 -nobanner


注 -

実際の ZX デバイスの名前が gfxp0 以外である場合は、このファイル中のデバイス番号をご使用のシステムで設定している適切な値に置きかえる必要があります。


このファイルの最終行には、必要に応じてその他のコマンド行引数を追加できます。たとえば、CDE を複数のディスプレイで起動するような設定も可能です。

  1. 具体的には、上記のコマンドライン規約に続けて、ディスプレイデバイスを追加記述します。

以下の例では、/dev/fbs/gfxp0 というデバイス名のディスプレイに CDE を表示し、/dev/fbs/m640 (これは Sun Ultra 5 システムおよび Sun Ultra 10 システムに組み込みのグラフィックスデバイスです) を二次フレームバッファーとして使用するように設定しています。


:0 Local Local_uid@console root /usr/openwin/bin/Xsun ¥
:0 -dev /dev/fbs/gfxp0 -dev /dev/fbs/m640