Sun フレームバッファー使用の手引き

X ディスプレイマネージャ

ZX カードは X ディスプレイマネージャ (xdm) もサポートします。簡潔な設定ファイルが /usr/openwin/lib/X11/xdm/Xservers として提供されます。

すでに適切な位置に Xservers ファイルが配置されていれば、ZX ソフトウェアのインストール時に /usr/openwin/lib/X11/xdm/Xservers.nogfx として保存されます。

デフォルトではこのインストール時に以下の行が追加され、これにより ZX は xdm を起動する唯一のフレームバッファーになります。


:0 Local Local /usr/openwin/lib/xdm/StartOW ¥
:0 -dev /dev/fbs/gfxp0

この最終行に続けて、必要に応じてその他のコマンド行引数を追加できます。たとえば、複数のディスプレイで xdm を起動するような設定も可能です。

  1. 具体的には、上記のコマンドライン規約に続けてディスプレイデバイスを追加指定します。

以下の例では、/dev/fbs/gfxp0 というデバイス名のディスプレイに xdm を表示し、/dev/fbs/m640 (Sun Ultra 5 システムおよび Sun Ultra 10 システムの組み込みのグラフィックスデバイス) を二次フレームバッファーとして使用するように設定しています。


:0 Local Local_uid@console root /usr/openwin/bin/Xsun ¥
:0 -dev /dev/fbs/gfxp0 -dev /dev/fbs/m640