前述のいずれの方法もうまくいかない場合は、最終手段として画面解像度のタイミング数を厳密に指定する方法があります。この方法でも nvedit を使用します。他の方法に比べて複雑で、目的の解像度を設定するにはすべてのタイミングパラメタに関する知識が必要です。前述のビデオモードに用意されていない解像度を設定する必要がある場合のみ、この方法を使用してください。nvedit コマンドについては、「nvedit を使用して NVRAM を修正する」を参照してください。
この方法は、前述のいずれの方法も成功しなかった場合のみ使用してください。
たとえば、画面解像度を 1280 × 1024 、76 Hz に設定するには、以下のように入力します。
ok nvedit 0: : video-timing " 1280, 384, 32, 64, ¥ 1024, 43, 3, 8, 135000000, 0" ; 1: <ctrl-c> ok nvstore ok setenv use-nvramrc? true ok reset |
この入力では構文が非常に重要な意味を持ちます。例に示しているように、スペースを正確に入力する必要があります。
最後の 3 行のコマンドにより、NVRAM は有効になります。この 3 行を実行しない場合、nvedit で設定した変更内容は無視されます。
この方法では、以下の 10 種類のパラメタを設定する必要があります。
水平方向の解像度 (ピクセル単位)
水平方向の空白の合計
水平方向のフロントポーチ
水平同期幅
垂直解像度 (走査線単位)
垂直方向の空白の合計
垂直方向のフロントポーチ
垂直同期幅
ドットクロック (Hz 単位)
同期値 (表 6-4 参照)。複数の同期値を選択する場合は、値の和をとって使用します。
同期値 |
意味 |
---|---|
1 |
独立同期 |
1 |
緑色の同期 |
512 |
正の垂直方向同期パルス |
1024 |
正の水平方向同期パルス |
2048 |
複合同期 |
この方法で必要となるタイミングパラメタについては、ご使用のモニターの機種など必要事項を確認した上で、サン・サービス (1-800-USA-4SUN) にお問い合わせください。