SunVTS のテストセッションは、接続テストモード (Connection test mode) または 機能テストモード (Functional test mode) のいずれかのテストモードで動作します。
さらに機能テストモードの場合は、表 1-1 に示すように、システムがオフラインまたはオンラインのどちらの状態の時に SunVTS を起動したかにより、動作が異なります。『SunVTS 4.1 ユーザーマニュアル』ではそれぞれのシステム状態別に、SunVTSの起動方法を解説しています。
表 1-1 SunVTS のテストモード
システムの状態 |
接続テストモード (Connection Test Mode) |
機能テストモード (Functional Test Mode) |
---|---|---|
オフライン : 動作中のアプリケーションがなく、すべてのシステムリソースをテストセッションに使用できる状態。 デフォルトでは、このシステム状態を想定しています。 |
低負荷で高速のテストを行い、テスト対象のデバイスが使用可能かどうか、および接続されているかどうかを確認します。このモードの場合は、オンライン、オフラインのいずれの場合も、他のアプリケーションには影響を与えません。 |
テストに必要となるシステムリソースをすべて使用して、徹底的に検証します。テストオプションはすべて、テストに最適な条件に合わせて変更可能です。 |
オンライン : 他のアプリケーションが動作中の状態。テストセッションは動作中のアプリケーションに影響を与えてはいけません。 あらかじめシステムに応じた configd パッケージをインストールしておく必要があります。configd パッケージに関する詳細は、 『SunVTS 4.1 ユーザーマニュアル』のインストールに関する章を参照してください。SunVTS を起動する際には、必ず vtsui.online コマンドを使用してください。詳細は、『SunVTS 4.1 ユーザーマニュアル』を参照してください。 |
上記に同じです。 |
他のアプリケーションの動作に影響を与えないように、機能テストは限定的に動作します。テストオプションの多くは、設定を固定してあります。これは、オプションの変更により他のアプリケーションの動作への影響が発生するのを避けるためです。 |
注 - すべてのテストが両方のテストモードで動作するわけではありません。各テストの詳細については、それぞれのテストに対応する章を参照してください。 |
SunVTS 3.0 以降からは、SunTM Management Center (以前の Sun Enterprise SyMONTM) から SunVTS のオンラインテストにアクセスすることはできなくなりました。オンラインシステム上で SunVTS を起動する場合は、コマンド vtsui.online を使用してください。