alarmtest は Sun NetraTM ct 400 および ct 800 システム内のアラームカードを対象に実行されます。
アラームカードは、Netra ct システム対応のホットスワップ可能なアドオンオプションで、システムの監視、障害回復、アラーム通知を行うためにセキュリティ保護された遠隔アクセスを提供します。アラームカードは前方・後方アクセスシステムの両方で使用できます。
alarmtest はスケーラブルテストではありません。
alarmtest と rsctest を同時に実行しないでください。これらのテストを同時に使用すると、誤った結果が出る可能性があります。
alarmtest は 6 つのサブセットで構成されます。これらのサブセットは、以下の 6 つの項目についてテストと報告を行います。
Ethernet
シリアルポート
PC カード (PCMCIA) ソケット
フラッシュメモリ
SEEPROM
TOD
ダイアログボックスを表示するには、システムマップにあるテスト名を右クリックし、Test Parameter Options を選択します。システムマップにこのテスト名が表示されない場合は、用意されたグループを展開する必要があります。展開しても表示されない場合は、このテストに合ったデバイスがシステムに含まれていない可能性があります。詳細は、『SunVTS 4.1 ユーザーマニュアル』を参照してください。
オプション |
説明 |
---|---|
Enet_Test |
Ethernet テストを有効または無効にします。 |
Edata_Pattern_Type |
Enet_test のデータパターンのタイプ (シーケンシャル、ランダム、または両方) を選択します。 |
Num_Packets |
1 回のテストループで送信するデータパケット数を指定します。 |
Target_Host |
ping テストのために使用するホストの IP アドレスを指定します。 |
Etest_Type |
内部、外部、物理 (Ethernet トランシーバ) 、または ping テストの一部、またはすべてを選択します。 |
Serial_Test |
serial_test を有効または無効にします。 |
Loopback_Type |
内部ループバック、外部ループバック、またはその両方を選択します。 |
Sdata_Pattern_Type |
serial_test のデータパターンのタイプ (シーケンシャル、ランダム、または両方) を選択します。 |
STest_Type |
テスト対象のポート (c、d、u、v) を選択します。 |
TTYU_Baud |
アラームカードの COM1 ポートのボーレートを選択します。 |
TTYV_Baud |
アラームカードの COM2 ポートのボーレートを選択します。 |
PC_Card_Test |
PC カード (PCMCIA) テストを有効または無効にします。 |
PC_Card_Type |
PC カードのカードタイプ (モデムまたはシリアル i/o) を指定します。 |
Flash_Test |
フラッシュ検査合計テストを有効または無効にします。 |
SEEPROM_test |
SEEPROM 検査合計テストを有効または無効にします。 |
TOD_test |
TOD 検査合計テストを有効または無効にします。 |
ループバックテストでは、以下に示す外部ループバックが使用されます。
Ethernet ループバックテスト−標準 RJ-45 コネクタ。ピン 1 をピン 3 に、ピン 2をピン 6 に接続します。
シリアルループバックテスト (Netra ct 800)−DB-9 コネクタ。ピン 2 をピン 3 に、ピン 4 とピン 6 をピン 1 に、ピン 7 をピン 8 に接続します。
シリアルループバックテスト (Netra ct 400)−RJ-45。ピン 6 をピン 3 に、ピン 1 をピン 8 に、ピン 2 をピン 7 に接続します。
テストモード |
サポート |
説明 |
---|---|---|
接続テスト |
○ |
アラームカードの状態を通知します。 |
機能テスト (オフライン) |
○ |
Ethernet、シリアル、フラッシュ、PCMCIA、SEEPROM および TOD を実行します。 |
機能テスト (オンライン) |
× |
サポートされていません。 |
/opt/SUNWvts/bin/alarmtest 標準引数 -o enet=E(nable)|D(isable),epattype=seq+rand,epkts=パケット数,target=IPアドレス, etest=I+E+H+P,serial=E(nable)|D(isable),slb=I+E,spattype=seq+rand, stest=c+d+u+v, pccard=E(nable)|D(isable),pccardtype=modem|serial, flash=E(nable)|D(isable),seeprom=E(nable)|D(isable),tod=E(nable)|D(isable), ttyubaud=ALL|指定ボー,ttyvbaud=ALL|指定ボー
表 3-3 alarmtest のコマンド行構文
引数 |
説明 |
---|---|
enet=E(nable)|D(isable) |
Ethernet テストを有効または無効にします。 |
epattype=seq+rand |
Enet_test のデータパターンのタイプ (シーケンシャル、ランダム、または両方) を選択します。 |
epkts=パケット数 |
1 回のテストループで送信されるデータパケット数を指定します。 |
target=IPアドレス |
ping テストに使用するホストの IP アドレスを指定します。 |
etest=I+E+H+P |
内部、外部、物理、または ping テストの一部、またはすべてを選択します。 |
serial=E(nable)|D(isable) |
serial_test を有効または無効にします。 |
slb=I+E |
内部ループバック、外部ループバック、または両方を選択します。 |
spattype=seq+rand |
serial_testのデータパターンのタイプ (シーケンシャル、ランダム、または両方) を選択します。 |
stest=c+d+u+v |
テスト対象のポート (c、d、u、v) を選択します。 |
pccard=E(nable)|D(isable) |
PCカード (PCMCIA) のテストを有効または無効にします。 |
pccardtype=modem|serial |
PCカードのカードタイプ (モデムまたはシリアル i/o) を指定します。デフォルトはモデムになっています。 |
flash=E(nable)|D(isable) |
フラッシュ検査合計テストを有効または無効にします。 |
seeprom=E(nable)|D(isable) |
SEEPROM 検査合計テストを有効または無効にします。 |
tod=E(nable)|D(isable) |
TOD 検査合計テストを有効または無効にします。 |
ttyubaud=ALL| 指定ボー |
アラームカードの COM1 ポートのテストに使用するボーレートを指定します。 |
ttyvbaud=ALL| 指定ボー |
アラームカードの COM2 ポートのテストに使用するボーレートを指定します。 |
64 ビットのテストは、sparcv9 サブディレクトリに格納されています (/opt/SUNWvts/bin/sparcv9/テスト名)。ディレクトリにこのテストが存在しない場合は、32 ビットのテストとしてだけ実行することができます。詳細は、「32 ビットテストと 64 ビットテスト」を参照してください。