Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)

Style 1 および 2 のプロバイダ

GLD は、Style 1 および Style 2 のプロバイダを両方とも実装します。Physical Point of Attachment (PPA) は、システムが物理通信メディアと接続するポイントです。その物理メディア上の通信はすべて、PPA を通過します。Style 1 のプロバイダは、オープンされているメジャー/マイナーデバイスに基づいて、特定の PPA に Stream を接続します。Style 2 のプロバイダは、DLS ユーザーが DL_ATTACH_REQ を使用して必要な PPA を明示的に特定するよう要求します。その場合、open(9E) がユーザーと GLD 間の Stream を作成し、その後、DL_ATTACH_REQ が所定の PPA とその Stream を対応付けます。Style 2 はゼロのマイナー番号で示されます。マイナー番号がゼロ以外のデバイスノードがオープンしている場合、Style 1 が示され、対応する PPA はマイナー番号から 1 を差し引いたものになります。Style 1 と Style 2 が両方とも open の場合、デバイスはクローン化されます。