ATOK12 の一部として提供される以下の 2 つのコマンド行ユーティリティのマニュアルページが提供されていません。
atok12migs(1)
atok12mngtool(1M)
回避方法:
atok12migs(1) について
『日本語入力システムの概要とセットアップ』の「ユーザー登録単語および環境ファイルの移行」の中の「ATOK12 への移行」を参照してください。ただし、補足として以下の点に注意してください。
出力先の ATOK12 スタイルファイルがすでに存在する場合でも、その内容は参照されず、変換結果により上書きされます。
オプション -k または -r を指定した場合、変換対象とならない方の環境 (-k の場合はローマ字、-r の場合は機能のキー割り当て) については ATOK12 のデフォルトの内容になります。
atok12mngtool(1M) について
以下の記述を参照してください。
atok12mngtool(1M) は、ATOK12 のユーザー情報を参照・変更する場合に使用します。このユーティリティは同時に 1 つしか起動できません。
起動方法 :スーパーユーザーになり、以下のコマンド行を使って起動します。
# /usr/sbin/atok12mngtool |
機能 :atok12mngtool(1M) が起動されると、プロンプト文字列が出力されます。ここで内部コマンドを指定することができます。内部コマンドには 4 種類あります。
ユーザー名を指定して登録します。ATOK12 のデフォルトの設定 (今回のリリースでは、この設定だけがサポートされます) では、登録されていないユーザーが ATOK12 を使おうとした時点で自動的に登録が行われるので、この機能を使用して事前にユーザーを追加する必要はありません。
ユーザーを登録から削除します。
ATOK12 を使用するために登録されているユーザーの名前を出力します。全ユーザーの情報を処理してからユーザー名の出力を開始しますが、ユーザー名の出力が始まるまでの間、処理した数 100 ユーザーごとに文字「+」を出力します。
この管理ツールを終了します。