SSA コントローラカードには、他の大部分のハードウェアデバイスとは異なり、論理デバイス名 (/dev ディレクトリに存在する) がありません。このため、SSA コントローラカードは、論理名より長い物理デバイス名で識別されます。
plntest コマンドで、SSA コントローラカードの物理デバイス名を使用することはできません。
コマンド行から plntest を実行する場合は、SSA コントローラカードの物理デバイス名を使用することができないため、論理名を指定する必要があります。ANSI 規格では、項目の区切り文字にはコンマが必要になります。SSA コントローラの物理名にはコンマが含まれているため、コマンド行オプションとしてコンマの入った物理名を使用すると、plntest は、誤ってオプションと解釈します。
論理名を作成するには、以下の 2 つの方法があります。
SunVTS カーネル (vtsk) を実行します。/dev ディレクトリに、以下の形式で SSA コントローラの論理名エントリが自動的に作成されます。
# /dev/ssaXX , XX は 10 進数のコントローラ番号です。 |
plntest の dev=オプションのパラメタとしてこの名前を使用します。
実際の物理デバイス名から /dev 下に作成した論理名へのソフトリンクを作成します。plntest の dev=オプションのパラメタとしてこの名前を使用します。以下の例を参照してください。
machine# ./plntest "?" 1: /devices/io-unit@f,e3200000/sbi@0,0/SUNW,soc@1,0/SUNW, pln@0c0d,0e0f0102:ctlr 2: /devices/io-unit@f,e0200000/sbi@0,0/SUNW, soc@3,0/SUNW,pln@0c0d,0e0f0102:ctlr machine# ln -s ¥ /devices/io-unit@f,e3200000/sbi@0,0/SUNW,soc@1,0/ SUNW,pln@0c0d,0e0f0102:ctlr ¥ /dev/ssa1 machine# /opt/SUNWvts/bin/plntest dev=/dev/ssa1 |