Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

kadb

kadb はブート可能なカーネルデバッガであり、その一般的な構文は adb と同じです。例外については、kadb(1M) のマニュアルページを参照してください。kadb の利点の 1 つは、ユーザーがブレークポイントを設定でき、そのブレークポイントに達したらデータを調べたり、カーネルコードを 1 つずつ実行できることです。

kadb -d を指定してシステムをブートすると、コアカーネルの変数に値を設定できます。ただし、ロード可能モジュールの値は、そのモジュールが実際にロードされたときに値が設定されます。

Writing Device Drivers』の「Debugging」の節に kadb コマンドの使い方の簡単な説明が記載されています。