Solaris 8 1/01 ご使用にあたって (SPARC 版)

日本語環境の選択

Solaris 8 1/01 のインストール中に行うことができる、日本語環境の選択について説明します。日本語環境の選択では、「デフォルトロケール」「インストールするロケール」の 2 つを選択します。インストール手順の詳細は、「Solaris 8 1/01 ソフトウェアのインストール」を参照してください。

Solaris 8 1/01 は、次に示すように 3 種類の文字エンコーディングに対応した 4 つの日本語ロケールをサポートしています。

デフォルトロケールの選択

インストール後のシステムのデフォルトロケールを選択します (具体的には、 /etc/default/init ファイル内に LANG 環境変数が定義されます)。

日本語環境をインストールする場合に、システムのデフォルトロケールとして日本語ロケールを選択しなければならないわけではありませんが、日本語ロケールを選択することを推奨します。システムのデフォルトロケールとして日本語ロケールが設定されていると、たとえば、システムログイン時の LANG の設定を、ユーザーごとに環境設定ファイルで定義しなくても済むようになります。また、dtlogin の言語設定で、デフォルトで日本語ロケールが設定されます。

インストール前に、このデフォルトロケールをあらかじめ設定しておくことも可能です。この事前設定をしておくと、GUI インストール時にもロケール設定画面が表示されません。この設定は、カスタム JumpStart による自動インストールの場合など、意図的にロケール設定画面を表示させたくない場合に有効です。 [デフォルトロケールの事前設定を行う方法には、「ネームサービスに事前に定義しておく方法」と「sysidcfg ファイルを使用する方法」の 2 通りがあります。 詳しくは、『Solaris 8 のインストール (上級編)』を参照してください。]

インストールするロケールの選択

インストールしたいロケールを選択すると、ロケールに依存するソフトウェアパッケージがインストールされます。日本語環境をインストールするには、必ず日本語パッケージ (JFP) をインストールする必要があります。

Solaris 8 では、ja ロケール環境、ja_JP.PCK ロケール環境、ja_JP.UTF-8 ロケール環境、そしてそれらの任意の混在環境をインストールすることが可能です。