CIM WorkShop は Sun WBEM SDK に含まれています。
CIM WorkShop を実行するには、CIM Object Manager がサーバー側にインストールされている必要があります。Solaris オペレーティング環境に Solaris WBEM Services をインストールしているときは、CIM Object Manager はローカルホストで動作します。Sun WBEM SDK だけをインストールする場合は、CIM Object Manager がすでに起動しているホストを指定する必要があります。この情報は、CIM WorkShop の起動時に表示される「ログイン (Login)」ダイアログボックスの「ホスト (Host)」フィールドに入力できます。CIM WorkShop の各ダイアログボックスとフィールドについての詳細は、リファレンス:「CIM WorkShop」ウィンドウとダイアログを参照してください。
システムプロンプトで次のコマンドを入力します。
% /usr/sadm/bin/cimworkshop |
「CIM WorkShop」ウィンドウが表示され、続いて「ログイン (Login)」ダイアログボックスが表示されます。「ログイン (Login)」ダイアログボックスには、CIM WorkShop がインストールされているホストコンピュータの名前、デフォルトネームスペースのパス root\cimv2 が表示されます。「ログイン (Login)」ダイアログボックスの右側には、コンテキストヘルプとしてこのダイアログボックスの指定方法が表示されます。フィールドをクリックすると、コンテキストヘルプの内容が変わり、そのフィールドへの情報の入力方法とフィールドの意味が表示されます。
CIM WorkShop の「ログイン (Login)」ダイアログボックスで、次の操作を行います。
「ホスト名 (Host Name)」フィールドで、CIM Object Manager を実行しているホスト名を入力します。
デフォルトでは、CIM WorkShop はローカルホストのデフォルトネームスペース root\cimv2 で動作している CIM Object Manager に接続します。Solaris オペレーティング環境または Microsoft Windows 環境で WBEM SDK の一部として CIM WorkShop を起動する場合には、すでに CIM Object Manager を実行しているホスト名を指定する必要があります。
「ネームスペース (Namespace)」フィールド内をクリックして使用するネームスペース名を入力するか、あるいはデフォルトのネームスペース名のままにしておきます。
「ユーザー名 (User Name)」フィールドで、システム権限とネットワーキング権限を実行する場合に通常使用しているユーザー名を入力します。
「パスワード (Password)」フィールドで、システム権限とネットワーキング権限を実行する場合に通常使用しているパスワードを入力します。
ユーザー名とパスワードを指定しない場合は、デフォルトのユーザーアカウント guest を使用してログインできます。この場合許可されるのは読み取り権だけです。CIM Object Manager の管理者は、ユーザー名とパスワードに対応した書き込み権を設定できます。
デフォルトでは、CIM WorkShop は RMI プロトコルを使って、ローカルホスト (デフォルトのネームスペースは root\cimv2) 上の CIM Object Manager に接続します。Desktop Management Task Force の標準 XML/HTTP プロトコルを使って CIM Object Manager と通信したい場合は、HTTP を選択できます。
「了解 (OK)」をクリックします。
クラス継承ツリー内のクラスが列挙されていることを示すメッセージが表示されます。「CIM WorkShop」ウィンドウの左側には、CIM クラスが表示されます。