自分の NAI で識別されるモバイルノード用の Address セクションには、Type、SPI、および Pool ラベルが含まれます。NAI パラメタがあるため、NAI によるモバイルノードの識別が可能になります。NAI パラメタを使用した Address セクションの構文は次のとおりです。
[Address NAI] Type = Node SPI = SPI-identifier Pool = Pool-identifier |
プールを利用するには、NAI 経由でモバイルノードを特定します。Address セクションでは、ホームアドレスの場合と異なり NAI を構成できます。NAI には、user@domain の形式を使用します。ホームアドレスをモバイルノードに割り当てるためにどのアドレスプールを使用するかを指定するには、Pool ラベルを使用します。
表 2–6 で、自分の NAI で識別されるモバイルノード用の Address セクションに指定可能なラベルと設定値について説明します。
表 2–6 Address セクションのラベルと設定値 — 自分の NAI で識別されるモバイルノード
ラベル |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
Type |
node |
この項目がモバイルノード用であることを指定する |
SPI |
n |
関連する項目用の SPI 値を指定する |
Pool |
n |
モバイルノードに割り当てるアドレスのプールを割り当てる |
図 2–1 に示すように、NAI で識別されたモバイルノードを指定した Address セクションに定義された SPI および Pool ラベルに対して、ユーザーは対応する SPI および Pool セクションを持たなければなりません。