デフォルトのモバイルノード用の Address セクションには、Type、SPI、および Pool ラベルが含まれます。Node-Default パラメタがあるため、(このセクションで定義された) 正しい SPI を持っている場合は、すべてのモバイルノードがサービスを受けられるようになります。Node-Default パラメタを使用した Address セクションの構文は次のとおりです。
[Address Node-Default] Type = Node SPI = SPI-identifier Pool = Pool-identifier |
Node-Default パラメタがあるため、構成ファイルのサイズを縮小することが可能になります。その他の方法では、各モバイルノードには独自のセクションが必要です。ただし、Node-Default はセキュリティに影響します。何かの理由でモバイルノードが信用できなくなった場合、すべての信頼のおけるモバイルノードに関するセキュリティ情報を更新する必要があります。この作業は手間がかかります。しかし、セキュリティがあまり重要でないネットワークでは Node-Default を利用できます。
表 2–7 で、デフォルトモバイルノード用の Address セクションに指定可能なラベルと設定値について説明します。
表 2–7 Address セクションのラベルと設定値 — デフォルトモバイルノード
ラベル |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
Type |
node |
この項目がモバイルノード用であることを指定する |
SPI |
n |
関連する項目用の SPI 値を指定する |
Pool |
n |
モバイルノードに割り当てるアドレスのプールを割り当てる |
図 2–2 に示すように、デフォルトモバイルノードを指定した Address セクションに定義された SPI および Pool ラベルに対して、対応する SPI および Pool セクションを持たなければなりません。