Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)

新しい .xpr ファイルの作成

次に、.xpr ファイルで STARTCOMMON/ENDCOMMON 領域に対し、さまざまなキーワードの値に対する値が指定されていない場合の、mp(1) プログラムのデフォルトを示します。

STARTPAGE/ENDPAGE と STARTCOLUMN/ENDCOLUMN で示される他の 2 つの領域では、デフォルトの値はありません。

.xpr プロローグファイルを新たに作成するときは、デフォルトと異なる値のみを指定する必要があります。

装飾がなく、縦長のフォーマットで、物理ページごとに論理ページを 4 枚使用するページを作成するときは、以下の指定をします。

この場合、次に示す他の 2 つの領域は必要ありません。

印刷ページを装飾しない場合は、これらのパラメータは必要ありません。PROLOGDPI キーワードを指定していない限り、すべての座標はデフォルトの 300 dpi になります。出力先プリンタの解像度が異なる場合は、その解像度に合うように、プログラムによって .xpr ファイルの大きさが調整されます。

.xpr ファイルを作成するときは、用紙のサイズを事前に知っておく必要があります。用紙が米国規格となっている 8.5x11 インチの場合、解像度 300 dpi のプリンタでは、2550X3300 が全体のサイズとなります。たいていのプリンタでは、用紙の左上隅を印刷することはできず、物理的な用紙の周囲にある程度マージンが配置されます。つまり、0,0 から印刷しようとしても、ページの左上隅は印刷されません。.xpr ファイルを新たに作成するときは、こうした制限を考慮する必要があります。