Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)

パフォーマンスの向上

Java 2 SDK バージョン1.3.0 ではさまざまな機能拡張が行われ、パフォーマンスが向上しています。変更点としては、Java HotSpot Client Virtual Machine (VM) と Java HotSpot Server VM の追加などがあります。この 2 つは、高性能な Java HotSpot 技術を実装するものです。Java HotSpot Client VM はクライアントシステムのパフォーマンスを最大限に向上させるためのチューニングが行われ、起動時間とメモリーの使用量の分野でパフォーマンスが向上しています。Java HotSpot Server VM はチューニングによりプログラム実行速度のパフォーマンスが最大になるように最適化され、起動時間やメモリーの使用量がさほど問題にはならないサーバーアプリケーションを対象としています。

J2SE 1.3.0 にはまた、新たにチューニングされたクラスライブラリが組み込まれ、実行時のパフォーマンスが改善されています。