J2SE 1.3.0 では、同じアプリケーションによる複数のモニター上の GUI フレームとウィンドウのレンダリングがサポートされるようになりました。Java 2DTM API では、マルチスクリーンの次の 3 つの構成がサポートされています。
複数の独立したスクリーン
複数のスクリーンで、1 つのスクリーンが一次スクリーンとなり、他のスクリーンでは一次スクリーンに表示されているもののコピーが表示される
仮想デスクトップを形成する複数のスクリーン
J2SE 1.3.0 の新しい動的フォントロード API を使用すると、開発者は実行時に TrueType フォントの作成やロードが行えます。開発者は Java 2D API を使用して、動的にロードされたフォントに対し、サイズ、スタイル、変形などの希望する機能を与えることができます。
J2SE 1.3.0 の Java 2D API では、Portable Graphics Network (PGN) フォーマットがサポートされるようになりました。このフォーマットは、ラスターイメージを劣化することなく可搬性のある方法で保存できる、柔軟で広範囲な非独占的なファイルフォーマットです。PGN ではグレースケール、索引付きのカラー、トゥルーカラーイメージをサポートしており、アルファチャネルを利用できます。