smosservice add コマンドを使用して OS サービスを追加する場合は、サポートしたい各ディスクレスクライアントのプラットフォームの platform、mediapath、および cluster を入力する必要があります。そのため、各ディスクレスクライアントについて以下のことを決定するために最初にいくつかのハイレベルの作業を行う必要があります。
platform (プラットフォーム) - instruction_set.machine_class.Solaris_os_version の形式でディスクレスクライアントのプラットフォームを指定します。たとえば、sparc.sun4u.Solaris_8 などです。以下に、利用できるプラットフォームのオプションを示します。
instruction_set |
machine_class |
Solaris_os_version |
---|---|---|
sparc |
sun4u sun4m sun4c sun4d |
Solaris_8 Solaris_2.7 Solaris_2.6 |
i386 |
i86pc |
Solaris_8 Solaris_2.7 Solaris_2.6 |
media path (メディアパス) - ディスクレスクライアント用にインストールしたいオペレーティングシステムを含む CD-ROM またはネットワークイメージへのフルパス。たとえば、/net/install_files など。
SOLARIS 8 SOFTWARE CD から OS サービスをロードする場合 - Solaris 8 オペレーティング環境は、複数の CD で提供されます。しかし、Diskless Client Management ソフトウェアはこの複数 CD による提供をサポートしていません。ユーザーは、次のことを行うために、SOLARIS 8 SOFTWARE CD (およびオプションの LANGUAGES CD) にあるスクリプトを実行する必要があります。
サーバー上にインストールイメージを作成する。インストールサーバーのセットアップについての情報は、『Solaris 8 のインストール (上級編)』を参照してください。
イメージから必要な OS サービスをロードする。
SOFTWARE 1 of 2 CD 用 - /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_8/Tools/setup_install_server
SOFTWARE 2 of 2 CD 用 - /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_8/Tools/add_to_install_server
LANGUAGES CD 用 - /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_8/Tools/add_to_install_server
cluster (クラスタ) - ディスクレスクライアントの構成によって、Diskless Client の機能を含む次の 4 つのクラスタのうち 1 つを指定することができます。SUNWCXall、SUNWCall、SUNWCprog、または SUNWCuser です。同じマシン (SPARC または IA) 上で同じオペレーティング環境を実行するディスクレスクライアントには、「同じクラスタ」を使用しなければなりません。
たとえば、次のディスクレスクライアントをセットアップするとします。
sparc.sun4m.Solaris_8
sparc.sun4u.Solaris_8
sparc.sun4d.Solaris_8
sun4u マシンを使用している場合、または高速化 8 ビットカラーメモリーフレームバッファー (cgsix) を備えたマシンを使用している場合は、クラスタとして必ず SUNWCXall を指定する必要があります。