Solaris 8 のシステム管理 (追補)

mail.local における変更点

次の表は、sendmail がローカルメールの配信エージェントとして使用する mail.local プログラムの新しいコマンド行オプションを示したものです。

表 21–21 mail.local の新しいコマンド行オプション

オプション 

説明 

-7

ローカルメール転送プロトコル (LMTP) モードが、LHLO 応答の中で 8BITMIME サポートを通知するのを防止する。

-b

メールボックスが quota の設定値を超過した場合、一時エラーではなく、永続エラーを起こす。 

LMTP モードのデフォルトは mail.local です。ただし、このリリースでは、LMTP モードにならずにローカル配信エージェントとして mail.local を使用することを選択する場合には、次のどちらかを行って S フラグを設定する必要があります。

構成ファイルには、次の構文を使用します。


MODIFY_MAILER_FLAGS(`LOCAL', `+S')      # 構成ファイル用

m4 構成には、次の 2 つのステップを行います。


define(`MODIFY_MAILER_FLAGS', `S')dnl   # 1 つ目のステップ
MAILER(local)dnl                        # 2 つ目のステップ

注 –

MODIFY_MAILER_FLAGS は、構成ファイルを構築するために使用する新しいマクロです。詳細は、sendmail 構成ファイルの構築に使用される新しいマクロを参照してください。