SunVTS 4.3 ユーザーマニュアル

vtsprobe ユーティリティーを使用したデバイスの表示

vtsprobe コマンドは、テスト可能なすべてのデバイス、関連する構成情報、対応するハードウェアテストを表示します。

vtsprobe コマンドを使用するには、テストマシン上で SunVTS のカーネルが動作している必要があります。SunVTS カーネルの起動方法については、「SunVTS カーネルとインタフェースの単独起動」を参照してください。

vtsprobe を実行しようとするユーザーあるいは遠隔ホストは .sunvts_sec ファイルに登録されている必要があります。デフォルトでは、このファイルには、ローカルホストの root が登録されています。「SunVTS カーネルとインタフェースの単独起動」を参照してください。

ローカルシステムのデバイスを表示する
  1. 以下のコマンドを入力します。


    例 3-1 vtsprobe の出力例


    example% /opt/SUNWvts/bin/vtsprobe
    
    Processor(s)
        fpu(fputest)
        Architecture: sparc
        Type: TI TMS390Z50 SuperSPARC chip
        system(systest)
        System Configuration: sun4m SPARCstation 10 (1 X 390Z50)
        System clock frequency: 40 MHz
        SBUS clock frequency: 20 MHz
    Memory
        kmem(vmem)
        Amount: 233580KB
        mem(pmem)
        Physical Memory size:48 Mb
    Network
        isdn0(isdntest)
        le0(nettest)
        Host_Name: example
        Host Address: 131.155.56.122
        Host ID: 12347f61
        Domain Name: widget.com
    SCSI-Devices(esp0)
        c0t0d0(rawtest)
        Logical Name: c0t0d0
        Capacity: 510.23MB
        Controller: esp0
        c0t0d0(fstest)
        Logical Name: c0t0d0
        Controller:esp0
        tape0(tapetest)
        Drive Type: Exabyte EXB-8200 8mm Helical Scan
    Comm.Ports
        zs0(sptest)
        term/a & term/b
    Graphics
        cgsix0(cg6)
        5000KB required for testing.
    OtherDevices
        Controller:Intel 82077
        diskette(fstest)
        Logical Name: diskette
        Controller: Intel 82077
        sound0(audio)
        Audio Device Type: DBRI Speakerbox

遠隔システムのデバイスを表示する

注 -

ユーザーまたはローカルホストは、遠隔システムの .sunvts_sec ファイルに登録されている必要があります。


  1. 遠隔システムで、SunVTS カーネルが動作していることを確認します。

  2. 以下のコマンドを入力します。


    # vtsprobe -h hostname
    

    vtsprobe ユーティリティーが遠隔マシンに接続し、そのマシンのハードウェアデバイスを表示します。出力は、vtsprobe を起動したウィンドウに表示されます。