Solaris 8 のインストール (上級編)

Solaris 8 SOFTWARE CD の構成

注 -

製品名は Solaris 8 ですが、コードと、パス名またはパッケージのパスは、Solaris_2.8 または SunOS_5.8 と表示される場合があります。必ず記述どおりのコードまたはパスを使用してください。

SPARC: Solaris 8 SOFTWARE CD (SPARC)

図 24-4 は、Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) の構成を示しています。

図 24-4 SPARC: Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC)

Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) というラベルが貼付された CD 上のスライス 0 (s0) にある Solaris_8 ディレクトリには、コアシステムサポートおよびエンドユーザーシステムサポートのソフトウェアグループを含む、Solaris 8 ソフトウェアプロダクトをインストールするために必要な最低限のツール、ソフトウェア、および構成情報が入っています。ここには、次のディレクトリがあります。

Docs - バグ情報、発表後に明らかになった新機能、ソフトウェアのサポート終了情報、リリースされたパッチやリリース前のパッチ、マニュアル中の訂正事項などを記載した『ご使用にあたって』(Release Notes) の参照先を示すテキストファイルが含まれます。
EA - Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD (SPARC) というラベルが貼付された CD を指示するテキストファイルが含まれます。
Misc - rules ファイル、check スクリプト、プロファイル、begin スクリプト、finish スクリプトなどの他の JumpStart ソフトウェアおよびファイルを含む、jumpstart_sample ディレクトリが含まれます。
Patches - Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) の作成時点で入手可能なすべての Solaris 8 パッチが含まれます。
Product - Solaris 8 パッケージと制御ファイルが含まれます。このディレクトリの形式は、以前の Solaris CD 上の製品ディレクトリ (たとえば、Solaris_2.7) と同じです。
Tools - add_install_client、dial、rm_install_client、および setup_install_server を含む Solaris 8 インストールツールが含まれます。Tools ディレクトリには、Boot サブディレクトリも含まれ、ここには SPARC プラットフォーム用の Solaris 8 ミニルートが入っています。

スライス 1 (s1) には、SPARC プラットフォーム用の Solaris 8 ミニルートが入っています。

図 24-5 SPARC: Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD (SPARC)

Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD (SPARC) というラベルが貼付された CD には、基本的に Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) と同じサブディレクトリが含まれますが、サブディレクトリ Docs、Misc、Patches、および Tools の下の Boot サブディレクトリ (したがってブートソフトウェアも) が含まれない点が異なります。EA サブディレクトリには、アーリーアクセス・ソフトウェアが入っています。Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD (SPARC) というラベルが貼付された CD には、開発者システムサポート、全体ディストリビューション、全体ディストリビューションと OEM サポートのソフトウェアグループが含まれます。

IA: Solaris 8 SOFTWARE CD (Intel)

図 24-6 は、Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel) の構成を示しています。

図 24-6 IA: Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel)

Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel) というラベルが貼付された CD 上のスライス 0 (s0) には、IA プラットフォーム用の Solaris 8 ミニルートが入っています。

Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel) というラベルが貼付された CD のスライス 2 (s2) にある Solaris_8 ディレクトリには、コアシステムサポートおよびエンドユーザーシステムサポートのソフトウェアグループを含む、Solaris 8 ソフトウェアプロダクトをインストールするために必要な最低限のツール、ソフトウェア、および構成情報が入っています。ここには、次のディレクトリがあります。

Docs - バグ情報、発表後に明らかになった新機能、ソフトウェアのサポート終了情報、リリースされたパッチやリリース前のパッチ、マニュアル中の訂正事項などを記載した『ご使用にあたって』(Release Notes) の参照先を示すテキストファイルが含まれます。
EA - Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD (Intel) というラベルが貼付された CD を指示するテキストファイルが含まれます。
Misc - rules ファイル、check スクリプト、プロファイル、begin スクリプト、finish スクリプトなどの他の JumpStart ソフトウェアおよびファイルを含む、jumpstart_sample ディレクトリが含まれます。
Patches - Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel) の作成時点で入手可能なすべての Solaris 8 パッチが含まれます。
Product - Solaris 8 パッチと制御ファイルが含まれます。このディレクトリの形式は、以前の Solaris CD (たとえば Solaris_2.7) の Product ディレクトリと同じです。
Tools - add_install_client、dial、rm_install_client、および setup_install_server を含む Solaris 8 インストールツールが含まれます。Tools ディレクトリには、Boot サブディレクトリも含まれ、ここには IA プラットフォーム用の Solaris 8 ミニルートが入っています。

図 24-7 IA: Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD (Intel)

Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD (Intel) というラベルが貼付された CD には、基本的に Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel) と同じサブディレクトリが含まれますが、Docs、Misc、 Patches サブディレクトリ、および Tools の下の Boot サブディレクトリ (したがってブートソフトウェアも) が含まれない点が異なります。EA サブディレクトリには、アーリーアクセス・ソフトウェアが入っています。Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD (Intel) というラベルが貼付された CD には、開発者システムサポート、全体ディストリビューション、全体ディストリビューションと OEM サポートのソフトウェアグループが含まれます。