Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

cachefree (Solaris 2.6 リリースおよび Solaris 7 リリース)

説明

cachefreelotsfree より大きい値を設定すると、優先ページング機能が有効になります。この変数は、少なくともパッチ 105181 のリビジョン 10 がインストールされた Solaris 2.6 リリース、および Solaris 7 リリースが動作するシステムで使用できます。この機能は、デフォルトでは無効になっています (cachefreelotsfree が等しい)。

データ型

符号なし long

デフォルト

priority_paging が設定されていない場合は、lotsfree の値です。設定されている場合は、cachefreelotsfree の 2 倍です。

範囲

lotsfree からシステムの物理メモリー量

単位

ページ

動的か

はい

検査

lotsfree より小さいと、lotsfree の値にリセットされます。

どのような場合に変更するか

システムのメモリーが逼迫している場合、およびファイルの内容が将来必要であるような入出力を極めて多く行う場合を除き、常に有効にしておくべきです。

コミットレベル

廃止または互換性がなくなる可能性あり