Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

ipc_tcp_conn_hash_size

説明

すべてのアクティブ (ESTABLISHED 状態にある) TCP 接続に対する、IP モジュールのハッシュテーブルサイズを制御します。

データ型

符号なし整数

デフォルト

512

範囲

512 から 2,147,483,648

暗黙的制約

この値は 2 のべき乗を指定すべきです。

動的か

いいえ。このパラメータはブート時のみ変更することができます。

検査

パラメータの値が 2 のべき乗でないと、一番近い 2 のべき乗に丸められます。

どのような場合に変更するか

何万に上るアクティブ TCP 接続が継続的にあるシステムでは、この値をそれに応じて増やします。TCP は、デフォルト値で 2 〜 3 千までのアクティブ接続を十分にサポートできます。ハッシュテーブルのサイズを増やすと、それだけ多くのメモリーが必要になりますので、適切な値を指定するようにしてメモリーが不必要に使用されるのを防いでください。

コミットレベル

変更の可能性あり