CD-ROM から Solaris オペレーティング環境をインストールすると、DHCP を使用して、ネットワークインタフェースを構成するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。これに対して yes と応答すると、Solaris のインストール中に、使用しているシステム上で DHCP クライアントソフトウェアが使用可能になります。Solaris クライアント上で DHCP を使用するには、何もする必要はありません。
クライアント上ですでに Solaris オペレーティング環境が稼働しているが、DHCP をまだ使用していない場合は、Solaris システムの構成を解除し、いくつかのコマンドを発行して、システムのブート時に DHCP を使用するようにシステムをセットアップします。
クライアントが Solaris クライアントでない場合、構成手順については、クライアントのマニュアルを参照してください。
以下の手順が必要なのは、Solaris をインストールする際に DHCP を使用可能にしなかった場合だけです。
クライアントシステムでスーパーユーザーになります。
システムが対話式構成ではなく事前構成を使用する場合、sysidcfg ファイルを編集して、dhcp サブキーを network_interface キーワードに追加します。
たとえば、network_interface=le0 {dhcp} です。詳細については、sysidcfg(4) のマニュアルページを参照してください。
次のコマンドを入力して、システムを構成解除しシャットダウンします。
# sys-unconfig |
このコマンドで削除される構成情報についての詳細は、sys-unconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。
シャットダウンが完了したら、システムを再起動します。
ok bootシステムのリブート時に、システム構成情報を入力するように求めるプロンプトが、sysidtool プログラムから出力されます。詳細については、sysidtool(1M) のマニュアルページを参照してください。
DHCP を使用してネットワークインタフェースを構成するようにプロンプトが表示されたら、Yes を選択します。
sysidcfg ファイルを使用してシステムを事前構成する場合、 network_interface キーワードを挿入して、dhcp を従属キーワードとして指定します。 たとえば、network_interface=le0 {dhcp} です。
sysidcfg ファイルを使用してクライアントを事前構成する場合、dhcp サブキーを network_interface キーワードから削除します。
次のコマンドを入力して、システムを構成解除およびシャットダウンします。
# sys-unconfig |
このコマンドで削除される構成情報についての詳細は、sys-unconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。
シャットダウンが完了したら、システムを再起動します。
システムの構成を解除してあるので、システムのリブート時に、システムの構成情報を入力するように sysidtool プログラムから要求されます。詳細については、sysidtool(1M) のマニュアルページを参照してください。
DHCP を使用してネットワークインタフェースを構成するように要求するプロンプトが表示されたら、No を選択します。
sysidcfg を使用して構成を指定する場合、プロンプトは表示されません。