DHCP 本来の動的な特性により、IP アドレスはそれを使用するシステムのホスト名に恒久的に関連付けられるわけではありません。DHCP 管理ツールでは、各 IP アドレスに対応するクライアント名を生成できます。クライアント名には、 (ルート名) とダッシュ、それにサーバーから割り当てられる数字が使用されます。たとえば、ルート名が charlie なら、クライアント名は charlie-1、charlie-2、charlie-3 のようになります。
デフォルトでは、生成されたクライアント名は、それを管理する DHCP サーバーの名前で始まります。これは、複数の DHCP サーバーが存在する環境で便利です。特定の DHCP サーバーがどのクライアントを管理しているのかを DHCP ネットワークテーブルから簡単に知ることができるからです。ただしルート名は、任意の名前に変更できます。
IP アドレスを構成する前に、管理ツールを使ってクライアント名を生成するかどうかと、生成する場合は、そのクライアント名に使用するルート名を決めてください。
生成されるクライアント名は、構成時にオプションを選択すれば、/etc/inet/hosts、DNS、または NIS+ 内の IP アドレスに対応付けることができます。詳細は、クライアントホスト名の登録を参照してください。