Solaris Live Upgrade 2.0

ブート環境の名前の変更

ブート環境の名前変更は、ブート環境の Solaris リリースを別のリリースにアップグレードする場合などに便利です。たとえば、オペレーティングシステムのアップグレード処理においてブート環境 solaris7solaris8 に変更できます。非アクティブブート環境の名前を変更する場合は、「Rename」メニューまたは lurename コマンドを使用してください。

新しい名前に使用できるのは、シングルバイトの 8 ビット文字だけです。また、新しい名前の設定は、以下の規則に従う必要があります。

ブート環境の名前を変更するためには、そのステータスが「complete」である必要があります。ブート環境のステータスを確認する方法については、すべてのブート環境のステータスの表示を参照してください。lumount(1M) または mount(1M) を使用してファイルをマウントしているブート環境の名前は、変更できません。

非アクティブブート環境の名前を変更する (キャラクタインタフェース)

  1. メインメニューから「Rename」を選択します。

  2. 名前を変更するブート環境を指定し、続いて新しい名前を入力します。

  3. F3 を押して、変更を保存します。

非アクティブブート環境の名前を変更する (コマンド行インタフェース)

  1. スーパーユーザーとしてログインします。

  2. 次のように入力します。


    # lurename -e  BE_name -n  new_name
    

    -e BE_name

    変更する非アクティブブート環境の名前を指定します。 

    -n new_name

    非アクティブブート環境の新しい名前を指定します。 

    この例では、second_disk が third_disk に変更されます。


    # lurename -e  second_disk  -n  third_disk