Solaris 8 10/01 ご使用にあたって (Intel 版)

Solaris 8 10/01 へのアップグレード

Solaris 8 10/01 へのアップグレードインストールは、Solaris 2.5.1 以降のシステムからのアップグレードをサポートします。

アップグレードを開始する前に、「アップグレードに関する注意事項とバグ情報」を参照して、アップグレードに関する注意事項を確認してください。

CD を使用した対話式によるアップグレード

OS1 CD からブートし、従来のアップグレードと同様の設定を行なってから、アップグレードを開始します。OS1 CD のアップグレードが終了すると、システムがリブートします。CD を挿入するように促すメッセージが表示されるので、メッセージに従って CD を挿入し、アップグレードを行なってください。

カスタム JumpStart によるアップグレード

カスタム JumpStart によるアップグレードを行う場合は、前述の 「カスタム JumpStart」と同様に、インストールサーバーを使用してインストールを行なってください。

CD を使用して JumpStart でアップグレードを行う場合、インストールされるのは OS1 CD のみです。OS2 CD、LANG CD はインストールされません。このため、OS1 CD からの JumpStart アップグレードを行なった場合は、Solaris Web Start 2.1.0 を使用して、OS2 CD と LANG CD をインストールする必要があります。詳細は、「カスタム JumpStart は Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD と LANGUAGES CD をインストールしない (バグ ID: 4304912)」を参照してください。

Solaris Web Start 3.0 によるアップグレード

Solaris Web Start 3.0 は、システムが次の要件を満たしている場合に、アップグレード可能なシステムと認識します。要件を満たしているシステムでは、Solaris Web Start 3.0 は「アップグレード」オプションを表示します。システムがこれらの要件に適合しない場合は、対話式インストールでアップグレードを行なってください。

システムの要件:

アップグレードするシステムが、Solaris 8 以降のシステムで、Solaris Web Start 3.0 が必要とする最小スワップサイズ以上のスワップスライスまたは未使用のスライスを持っている。最小スワップサイズはシステムによって異なるが、多くのシステムで 414M バイト。

Solaris 8 より前のリリースの IA システムは、Solaris Web Start 3.0 を使用して Solaris 8 10/01 にアップグレードすることはできません。これは、Solaris Web Start 3.0 が、Solaris 8 より前のリリースとは異なる方法で Solaris ソフトウェアをインストールするためです。10M バイトの IA BOOT パーティションが別に必要となります。したがって、Solaris 8 より前のリリースの IA システムを Solaris 8 10/01 にアップグレードする場合は、対話式インストールを使用する必要があります。

IA システムのアップグレードについての詳細は、『Solaris 8 インストールガイド (Intel 版)』を参照してください。