Solaris 8 10/01 ご使用にあたって (Intel 版)

Web-Based Enterprise Management (WBEM) データ消失防止のための JavaSpaces データストアのアップグレード (バグ ID: 4365035)

Solaris 8 (Solaris WBEM Services 2.0)、Solaris 8 6/00 (WBEM Services 2.1)、 Solaris 8 10/00 (WBEM Services 2.2)、Solaris 8 1/01 オペレーティング環境 (Solaris WBEM Services 2.3) のいずれかのオペレーティング環境から Solaris 8 10/01 オペレーティング環境 (Solaris WBEM Services 2.4) にアップグレードする場合は、Managed Object Format (MOF) 形式の重要なデータは、Solaris WBEM Services 2.4 で使用されている新しい Reliable Log レポジトリ形式に変換してください。この変換を行わないと、データが失われてしまいます。

回避方法 : アップグレードの前に JavaSpacesTM ソフトウェアを保存して、アップグレードの後に wbemconfig convert コマンドを実行して WBEM データを変換してください。

Solaris 8 10/01 オペレーティング環境にアップグレードする前に、次の手順に従って JavaSpaces ソフトウェアを保存してください。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. JavaSpaces を保存します。

    # cp /usr/sadm/lib/wbem/outrigger.jar /usr/sadm/lib/wbem/outrigger.jar.tmp
    

  3. マシンにインストールされている JDKTM ソフトウェアのバージョンを確認して記録します。例:

    # /usr/bin/java -version java version "1.2.1" Solaris VM (build Solaris_JDK_1.2.1_04c, native threads, sunwjit)
    

    WBEM データの変換時に使用する JDK ソフトウェアのバージョンは、元の JavaSpaces データストアが生成されたときに実行されていたバージョンと同じでなければなりません。


注 -

Solaris 8 10/01 へのアップグレード後は、WBEM データを変換する必要があります。具体的な手順については、http://docs.sun.com に掲載されている「Solaris 8 7/01 Update Collection - Japanese」中の、『Solaris 8 のインストール (追補)』の「WBEM のデータ消失防止のための WBEM レポジトリのアップグレード」をを参照してください。