Solaris 8 のインストール (上級編)

第 4 章 ディスク容量の割り当てに関する指針

この章では、Solaris オペレーティング環境のインストールやアップグレードに伴うディスク容量の計画に関して一般的な指針を説明します。この章の内容は次のとおりです。

ディスク容量に関する一般的な計画と推奨事項

Solaris 8 ソフトウェアをインストールする前にディスク容量の計画をたてて、システムに十分なディスク容量があるかどうかを判断することができます。必要なディスク容量が事前にわかれば、Solaris 8 ソフトウェアを実際にインストールする前にディスクを増設しておくことができます。アップグレードを行う場合は、ディスク容量の再配置を使用するアップグレードを参照してください。

ディスク容量の計画のたて方は、ユーザーによって異なります。ディスク容量の計画にあたっては、次の一般的な事項を考慮に入れてください。

ソフトウェアグループごとの推奨ディスク容量

Solaris ソフトウェアグループは Solaris パッケージの集まりです。それぞれのソフトウェアグループには、異なる機能やハードウェアドライバのサポートが含まれています。したがって、システムでどの機能を実行するかを考慮して、インストールするソフトウェアグループを選択する必要があります。

Solaris ソフトウェアのインストール時には、選択した Solaris ソフトウェアグループに対してパッケージを追加したり、削除したりすることができます。追加や削除するパッケージを選択する際には、ソフトウェアの依存関係や Solaris ソフトウェアがどのようにパッケージ化されているかを知っている必要があります。

次の表に、各 Solaris ソフトウェアグループごとに、推奨するディスク容量を示します。


注 –

スワップ領域は、推奨ディスク容量に含まれています。


表 4–1 ソフトウェアグループごとの推奨ディスク容量

ソフトウェアグループ 

推奨ディスク容量 

全体ディストリビューションと OEM サポート 

2.4 G バイト 

全体ディストリビューション 

2.3 G バイト 

開発者ステムサポート 

1.9 G バイト 

エンドユーザーシステムサポート 

1.6 G バイト