Solaris 8 のインストール (上級編)

プローブキーワードと値

表 28–7 は、各ルールキーワードと対応するプローブキーワードを説明しています。


注 –

プローブキーワードは、rules ファイルの最初、またはその近くに指定してください。


表 28–7 プローブキーワードの説明

ルールキーワード 

対応するプローブキーワード 

プローブキーワードの説明 

any

なし 

  

arch

arch

カーネルアーキテクチャー (i386 または SPARC) を判断して SI_ARCH を設定します。

disksize

disks

システムのディスクサイズ (MB) をカーネルプローブ順序 (c0t3d0s0、c0t3d0s1、c0t4d0s0) で返し、SI_DISKLISTSI_DISKSIZES SI_NUMDISKS、および SI_TOTALDISK を設定します。

domainname

domainname

システムの NIS または NIS+ ドメイン名、あるいは空白を返して、SI_DOMAINNAME を設定します (このキーワードは実際には domainname(1M) の出力を返す)。

hostaddress

hostaddress

システムの IP アドレス (lo0 ではない ifconfig(1M) -a の出力にリストされた最初のアドレス) を返して、SI_HOSTADDRESS を設定します。

hostname

hostname

システムのホスト名 (uname(1) -n からの出力) を返して、SI_HOSTNAME を設定します。

installed

installed

システムにインストールされた Solaris オペレーティング環境のバージョン名を返して、SI_ROOTDISKSI_INSTALLED を設定します。

JumpStart プログラムで Solaris リリースが検出されたが、バージョンを判別できないという場合、返されるバージョンは SystemV になります。

karch

karch

システムのプラットフォームグループ (i86pc、sun4m、sun4 など) を返し、SI_KARCH を設定します。プラットフォームの一覧は、『Solaris 8 Sun ハードウェアマニュアル』を参照してください。

memsize

memsize

システム上の物理メモリーのサイズ (MB) を返して、SI_MEMSIZE を設定します。

model

model

システムのプラットフォーム名を返して、SI_MODEL を設定します。プラットフォームの一覧は、『Solaris 8 Sun ハードウェアマニュアル』を参照してください。

network

network

システムのネットワーク番号を返します。この番号は、JumpStart プログラムによりシステムの IP アドレスとサブネットマスク (lo0 ではない ifconfig(1M) -a の出力にリストされた最初のアドレスから抽出されたもの) の論理積をとって判断されます。network キーワードは SI_NETWORK も設定します。

osname

osname

CD で検出された Solaris オペレーティング環境のバージョンおよびオペレーティングシステム名を返して、SI_OSNAME を設定します。

Solaris リリースは検出されたが、バージョンを判断できないという場合は、返されるバージョンは SystemV になります。

  

rootdisk

システムのルートディスクの名前とサイズ (MB) を返して、SI_ROOTDISK を設定します。

totaldisk

totaldisk

システム上のディスク容量の合計 (MB) を返して、SI_TOTALDISK を返します。ディスク容量の合計には、システムに接続された操作可能なディスクすべてが含まれます。