Solaris 8 のインストール (上級編)

マスターシステムに存在しない周辺装置のサポート

クローンシステムとは異なる周辺装置を持つマスターシステムにインストールする場合があります。コアシステムサポート (Core) ソフトウェアグループ、エンドユーザーシステムサポート (End User) ソフトウェアグループ、開発者システムサポート (Developer) ソフトウェアグループ、または全体ディストリビューション (Entire) ソフトウェアグループをマスターシステムにインストールした場合、マスターシステムがサポートするのはインストール時にマスターシステムに接続されていた周辺装置だけです。

たとえば、cg6 フレームバッファーを持つマスターシステムに全体ディストリビューション (Entire) ソフトウェアグループをインストールした場合、このインストールでは cg6 フレームバッファーのサポートしか含まれていません。したがって、このシステムから作成したアーカイブは、cg6 フレームバッファーを持つか、フレームバッファーを持たないクローンシステムにしかインストールできません。このアーカイブを使用して Elite3D フレームバッファーを持つクローンシステムにインストールしても、Elite3D は使用できません。これは、必要なドライバがインストールされないためです。

マスターシステムに存在しない周辺装置が、クローンシステムには存在するという場合があります。マスターシステムにデバイスが存在しなくても、マスターシステムにこれらの周辺装置のサポートをインストールできます。このマスターシステムから作成するフラッシュアーカイブには、クローンシステム上の周辺装置に対するサポートが含まれます。

マスターシステムとは異なる周辺装置を持つクローンシステムにインストールする予定がある場合には、以下の方法のどれかを使用してマスターシステムにこれらの周辺装置のサポートをインストールすることができます。