Solaris 8 のインストール (上級編)

filesys プロファイルキーワード (リモートファイルシステムのマウント)

filesys server:path server_address mount_pt_name [[mount_options]]

これらの値を指定して filesys を使用すると、JumpStart プログラムはインストールされているシステムがそのブート時に自動的にリモートファイルシステムをマウントするように設定します。filesys は 2 回以上指定できます。

例:

filesys sherlock:/export/home/user2 - /home

server:-リモートファイルシステムが存在するサーバー名 (後ろにコロンを付けます)

path – リモートファイルシステムのマウントポイント名 (例: /usr/export/home など)

server_address - server:path で指定するサーバーの IP アドレス。ネットワーク上で実行されているネームサービスがない場合、この値 server_address を使用して、サーバーのホスト名とIP アドレスを登録している /etc/hosts ファイルを生成できます。サーバーの IP アドレスを指定しない場合は、マイナス記号 (-) を指定してください。たとえば、ネットワーク上で実行中のネームサービスがある場合、サーバーの IP アドレスを指定する必要がありません。

mount_pt_name - リモートファイルシステムをマウントするマウントポイント名

mount_options – 1 つ以上のマウントオプション。これは、mount(1M) コマンドの -o オプションと同じです。このマウントオプションは、指定された mount_pt_name/etc/vfstab エントリに追加されます。


注 –

複数のマウントオプションを指定する場合は、マウントオプションはスペースではなくコンマで区切ってください。例:ro,quota