Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 配備計画ガイド

情報の収集

実地調査を行い、配備に統合するアプリケーションやデータストアに関する情報を収集できます。さらに、これらの部門間の情報収集は、特定の機能および目標を定義し、関係するグループのモチベーションの理解を深めるのに役立ちます。収集が済んだら、情報を設計の青写真として、および経営権を持つスポンサーから確実な承認を得るために活用できます。実地調査の際、以下のグループの支援を得られます。

初期調査には、次の項目に関する情報の収集が含まれます。

ビジネスプロセス

ビジネスプロセスとは、組織内のさまざまなグループがそれぞれの業務の実行を定義する手順です。プロセスには、次の手順を含めることができます。

通常、これらのプロセスは、業務単位ごとに使用されるアプリケーションによりサポートされるため、これらのプロセスの評価は必須です。考慮すべき内容には、以下が含まれます。

プロセスに加える変更はすべて、配備を開始する前に行う必要があります。

IT インフラストラクチャー

IT インフラストラクチャーには、Access Manager の配備に統合されるすべてのハードウェアサーバー、オペレーティングシステム、および統合化アプリケーションが含まれます。次の点について考慮します。

さらに考慮する必要のある技術的な内容は、次のとおりです。

詳細は、「アプリケーションの評価」を参照してください。

仮想データ

仮想データとは、Access Manager にアクセスするプロファイル、Access Manager からアクセス可能な設定、およびAccess Manager によってセキュリティー保護されるデータなど、あらゆる状況で利用されるデータを指します。仮想データには、ユーザープロファイル (従業員、顧客など)、データおよびサービスアクセスルール、およ びほかのタイプの企業データが含まれます。ただし、含まれるデータはこれだけに限定されるものではありません。

さらに考慮する必要のある技術的な内容は、次のとおりです。

詳細は、「データの分類」を参照してください。