Sun Enterprise Authentication Mechanism 1.0.1 ガイド

SEAM リリース

SEAM には、3 種類のリリースがあります。最初のリリースは、Solaris Easy Access Server (SEAS) 3.0 に含まれていた SEAM 1.0 です。このバージョンには、Solaris 2.6 および Solaris 7 用に Kerberos レルムを作成し、管理するために必要なすべてのソフトウェアを含んでいました。次のリリースは、SEAM クライアントソフトウェアとして Solaris 8 に含まれていました。このソフトウェアを使用することで、Solaris 8 クライアントは SEAM 1.0 KDC を使用することができます。今回のリリースは、SEAM 1.0.1 でSEAM 1.0 と同様に Solaris 8 リリースで Kerberos レルムを作成し、使用できるために必要なすべてのソフトウェアを含んでいます。これらのリリースの構成要素については、以下の節を参照してください。

SEAM 1.0 の構成要素

Kerberos V5 の MIT 配布版と同様に、SEAM には次の構成要素があります。

さらに、SEAM 製品には次の構成要素も含まれています。

Solaris 8 リリースでの SEAM の構成要素

Solaris 8 リリースでは、SEAM のクライアント部分だけが含まれていて、 ほかの多くの構成要素は含まれていません。このため Solaris 8 で動作しているシステムでは、SEAM を個別にインストールしなくても SEAM クライアントとして使用できます。この機能を使用するには、SEAS 3.0、Solaris 8 Admin Pack、MIT の配布版、または Windows2000 で KDC をインストールする必要があります。クライアント側の構成要素は、チケットを配布する KDC が構成されていないと使用できません。このリリースには、次の構成要素が含まれていました。

SEAM 1.0.1 の構成要素

SEAM 1.0.1 リリースには、SEAM 1.0 に含まれていた以下の構成要素はすべて含まれます。これには、Solaris 8 リリースでサポートされないものも含まれています。