[ファイル・マネージャ] で、ACL 項目を削除するファイルまたはフォルダのアイコンを選択します。
ファイル・マネージャの [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表示されます。
[アクセス制御リストのアクセス権] スクロール・リストで、削除するエントリを選択します。
[削除] ボタンをクリックします。
ダイアログ・ボックスが表示され、削除するかどうかを確認します。4 つの必須 ACL デフォルト・エントリのいずれかを削除すると、すべての ACL デフォルト・エントリが削除されます。必須および任意のデフォルト ACL エントリについては、「アクセス制御リストによるデフォルト・アクセス権の設定」を参照してください。
すべてのエントリ (マスクを除く) を削除すると、アクセス制御リスト全体が削除されます。
[変更を適用] ボタンを使用して、変更の適用範囲を選択します。
ファイルの場合は、[このファイルのみ] (デフォルト)、[親フォルダにあるすべてのファイル]、[親フォルダとサブフォルダにあるすべてのファイル] のオプションがあります。フォルダの場合は、[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォルダとサブフォルダ] のオプションがあります。
[了解] をクリックして現在の設定を適用し、ダイアログ・ボックスを閉じます。ダイアログ・ボックスを閉じずに設定を適用するには、[適用] をクリックします。
フォルダ内に作成したファイルまたはフォルダは、システム管理者によって設定された基本アクセス権を継承します。(現在のデフォルト値を判別するには、新しいファイルまたはフォルダを作成してから、[選択] メニューの [属性] を選択してアクセス権を表示します。)
アクセス制御リストを使用すると、フォルダ内に作成された任意のファイルまたはフォルダに対して、各自でデフォルトの基本アクセス権を設定できます。そのフォルダの ACL には、デフォルト所有ユーザ、デフォルト所有グループ、デフォルトその他、およびデフォルト・マスクの 4 つの「必須」デフォルト・エントリ・タイプがすべて入っていなければなりません。1 つの ACL には、必須タイプのエントリを 1 つだけ入れることができます。
ファイルまたはフォルダは、作成したユーザの所有者、グループ、およびその他の設定を継承し、それらの設定を含むフォルダの必須 ACL デフォルト・エントリ・タイプの基本アクセス権を継承します。これらのタイプの ACL エントリに対応する名前はありません。
フォルダ内に作成されたファイルまたはフォルダには、「任意」デフォルト・エントリ・タイプ (デフォルト・ユーザとデフォルト・グループ) を設定することもできます。必要デフォルト・ユーザまたはデフォルト・グループ ACL エントリを作成できます。ACL エントリを作成する場合は、ユーザ名またはグループ名を指定する必要があります。
デフォルト・ユーザまたはデフォルト・グループのエントリを入れる ACL には、必須エントリ・タイプも 1 つずつ含まれていなければなりません。
Carla という名前のユーザの [所有者] とグループの値が、それぞれ otto と otto_staff だとします。その他の値 (otto_other と呼ぶことにします) が、Carla 本人と otto_staff のメンバーを除く、Carla の会社の全社員だとします。Carla は、自分のフォルダ Project1 に次の必須デフォルト ACL を作成します。
アクセス権 rwx (読み取り権、書き込み権、実行権) を持つデフォルト所有ユーザ
アクセス権 rx (読み取り権、実行権) を持つデフォルト所有グループ
アクセス権 rwx (読み取り権、書き込み権、実行権) を持たないデフォルトその他
アクセス権 rw (読み取り権、書き込み権) を持つデフォルト・マスク
Project1 フォルダに入るファイルまたはフォルダはすべて、Project1 の基本アクセス権を継承します。
ファイルまたはフォルダの所有者の値は otto です。otto は、そのファイルまたはフォルダに対する読み取り権、書き込み権、および実行権を持ちます。
ファイルまたはフォルダのグループの値は otto_staff です。otto_staff はそのファイルまたはフォルダに対する読み取り権と実行権を持ちます。
ファイルまたはフォルダのその他の値は otto_other です。otto_other は、そのファイルまたはフォルダに対する読み取り権、書き込み権、実行権がすべてありません。
また、ファイルまたはフォルダには、[アクセス制御リストのアクセス権] スクロール・リストに、rw (読み取り権と書き込み権) を持つマスク・エントリがあります。
Carla が、Project1 フォルダにデフォルト・ユーザ (デフォルト・グループ) タイプの任意 ACL も追加した場合、その後 Project1 に入れられるファイルまたはフォルダはすべて、ユーザ (グループ) タイプの ACL を継承します。
[ファイル・マネージャ] で、必須 ACL デフォルト・エントリ・タイプを設定するフォルダのアイコンを選択します。
ファイル・マネージャの [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属性] を選択します。
フォルダに ACL が定義されていない場合は、[アクセス制御リストを表示] ボタンをクリックします。
フォルダに ACL が定義されている場合は、[アクセス権] ダイアログ・ボックスを開いたときに表示されます。
[追加] をクリックして、[Default Owning User]、[Default Owning Group]、[Default Other]、または [Default Mask] タイプの ACL エントリを選択します。
他の必須 ACL デフォルト・エントリも追加されることを示すメッセージが表示されます。
[アクセス権] チェック・ボックスをクリックして、デフォルト・エントリのアクセス権を設定します。
[アクセスリストのエントリを追加] ダイアログ・ボックスで [追加] をクリックします。
他の 3 つの必須 ACL デフォルト・エントリは自動的に作成され、読み取り権、書き込み権、実行権がすべてない状態に設定されます。
(省略可能) 手順 6 で自動的に作成された必須 ACL デフォルト・エントリのアクセス権を変更します。
[変更を適用] オプション・ボタンを使用して、変更の適用範囲を選択します。
[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォルダとサブフォルダ] のオプションがあります。
[了解] をクリックして現在の設定を適用し、ダイアログ・ボックスを閉じます。ダイアログ・ボックスを閉じずに設定を適用するには、[適用] をクリックします。
[ファイル・マネージャ] で、必須 ACL デフォルト・エントリ・タイプを削除するフォルダのアイコンを選択します。
ファイル・マネージャの [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属性] を選択します。
必須 ACL デフォルト・エントリを選択して、[削除] をクリックします。
必須 ACL デフォルト・エントリのいずれかを削除すると、残りの 3 つも自動的に削除されることを知らせるメッセージが表示されます。
確認ダイアログ・ボックスで [削除] をクリックします。
[変更を適用] オプション・ボタンを使用して、変更の適用範囲を選択します。
[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォルダとサブフォルダ] のオプションがあります。
[了解] をクリックして現在の設定を適用し、ダイアログ・ボックスを閉じます。ダイアログ・ボックスを閉じずに設定を適用するには、[適用] をクリックします。
[ファイル・マネージャ] で、任意 ACL デフォルト・エントリ・タイプを設定するフォルダのアイコンを選択します。
ファイル・マネージャの [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属性] を選択します。
フォルダに ACL が定義されていない場合は、[アクセス制御リストを表示] ボタンをクリックします。
フォルダに ACL が定義されている場合は、[アクセス権] ダイアログ・ボックスを開いたときに表示されます。
[追加] をクリックして、[Default User] または [Default Owning Group] タイプの ACL エントリを選択します。
ACL に必須デフォルト・エントリがない場合は作成されます。読み取り権、書き込み権、実行権がすべてない状態に設定されます。
[アクセス権] チェック・ボックスをクリックして、デフォルト・エントリのアクセス権を設定します。
[アクセスリストのエントリを追加] ダイアログ・ボックスで、[追加] をクリックします。
[Default User] または [Default Owning Group] タイプの ACL エントリを必要な数だけ追加します。
[変更を適用] オプション・ボタンを使用して、変更の適用範囲を選択します。
[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォルダとサブフォルダ] のオプションがあります。
[了解] をクリックして現在の設定を適用し、ダイアログ・ボックスを閉じます。ダイアログ・ボックスを閉じずに設定を適用するには、[適用] をクリックします。