ローカルメール専用
図 1-5 で示すように、最も単純なメール構成は、1 つのメールホストと、それに接続する複数のワークステーションです。メールは完全にローカルです。すべてのクライアントがローカルのディスクにメールを格納し、メールサーバーとして機能します。メールアドレスは /etc/mail/aliases ファイルを使って構文解析されます。
図 1-5 ローカルメール構成
この種のローカルメール構成を設定するには、以下が必要となります。
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各メールクライアントシステムでのデフォルトの /etc/mail/sendmail.cf ファイル (編集は不要)
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メールホストに指定されたサーバー (メールホストの /etc/hosts ファイルに mailhost を追加します。NIS または NIS+ を実行していない場合は、すべてのメールクライアントの /etc/hosts ファイルにメールホスト IP アドレス行を追加します。)
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ローカルメールボックスを持つ任意のシステム上にある同じ内容の /etc/mail/aliases ファイル (NIS または NIS+ を実行していない場合)
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各メールクライアントシステムでの /var/mail に、メールボックスを格納できるだけの十分な領域