DNS ネームサービスは、個人の別名をサポートしません。メール交換 (MX) レコードおよび cname レコードを使用してホストまたはドメインの別名をサポートします。ホスト名またはドメイン名、またはその両方を DNS データベースで指定できます。DNS を管理する方法については、『Solaris ネーミングの設定と構成』 を参照してください。
DNS のルックアップで 2.5.1 sendmail を使用するときは、ご使用のシステムの /etc/nsswitch.conf ファイルにある hosts のエントリに dns を追加する必要があります。また、sendmail 構成ファイルの中でオプション I が定義されていることも確認しておく必要があります。デフォルトでは、オプション I は Solaris 2.5.1 オペレーティング環境で出荷される標準の構成ファイルに定義されています。
ご使用のシステムの /etc/nsswitch.conf ファイルの中に、Solaris 2.5.1 オペレーティング環境おいて他のアプリケーションで使用できるように hosts のエントリに dns がリストされていて、sendmail が DNS ルックアップを使用しないようにする場合には、このパッチで提供されるデフォルトの標準構成ファイルに定義されている OI 行をコメントアウトすることによって sendmail が DNS ルックアップを使用しないようにできます(以下の例を参照してください)。
例: 構成ファイルの OI をコメンアウトし、sendmail が DNS ルックアップを使用しないようにします。
# Turn on the DNS name look up # OI |